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PM4:20 探偵事務所 如月
厄介なのが来た事により、私の疲れが増してくる。
「お疲れ様。まさかいきなり、道警の刑事さんが来るなんてね」
「あぁ。全く、誰の
窓を開けて
ラスティアは、おかわりのコーヒーを私のマグカップに注ぐ。
「それで?
「
「あそこしかなさそうだしね。
「君と
「まだ来てないよ。
ラスティアは、自分の分の
ジリリリリ。ジリリリリリリ。
「もしもし」
『あら?アルじゃないの。てっきりラスティアが出ると思ってた』
「セシリアか。どうしたの?」
どうやら、
『あなたが出たらなら
「へぇそう。例の件なら、私も
『それなら、話が早いわね。
「別に
『確かにそうね。この
「この国はロックダウンなんて無いさ。なら、うちに来なよ。探すよりもマシでしょ」
『えぇそうね。そうさせてもらうわ』
セシリアは、
吸い足りないので、もう
「オイル切れだったな。後で足しておくか」
ZIPPOのオイルが
しかし、誰が指に火を
「明日香か。もう帰ってきたの」
「君が電話をしている間にね。気づくまでここで横にさせてもらったけど」
この屋敷に居候をしている、
私がセシリアと電話していた時に、戻ってきたみたいで、通話が終わるまでの間そのソファに横になって待っていたようだった。
「それで、外の
「
「
「まぁ、例の件も対して動いてないよ。奴らは
「それもそうだな。昼間でやるやつなんて、イカれた奴らしかやらないさ。この街じゃ特にね」
調査をしてきた明日香は、私に
煙草の火を消し、事件の資料を
「2人とも、ご飯が出来ましたよ」
「うん。今行く」
「そんな時間か。なら、
ファイルを閉じ、明日香と共に
3人で暮らしには大きすぎる食堂で、私達は食事を始めるのだった。
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向かおうとするが、後ろから
「いいのかしら?あんな
アフタヌーンティーごと事務所に来た様だ。
「別に。
「それだったら私的には助かるんだけど」
溜息を吐きながら、振り向く。私は、その隣に座る。
「あの警官、しっかり目を張りなさい。面倒な事が起きるわ」
「目を張る。どういう事だ?」
「あの警官の中に
「……
「あなたも自分の身を知りなさいな。まぁ、知っているだろうけど」
彼女は、私に何かを渡す。
私はそれを受け取ると、ボタンを押し
私はドアを開けるが、また振り向くと彼女が消えていた。
テーブルに置き紙が置いてあり、取ってみるとパスワードが書かれていた。
やれやれと思いながら、改めて私は食堂に向かうのだった。
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