第47話 領主邸に行く

昨日の内に領主邸に訪問を確認したら、午前中に来てくれとの事。

俺たち5人と何故か両ギルマスもついて来る。


「君達が昨日来ていれば、あんなに美味しくない食事会に、出なくて良かったんだぞ」


「そうだよワイバーンの1頭目の連絡があるまで続いていた、領主様の愚痴を聞いていた俺たちにも何か寄越せよ」


(俺は男には何もやらん!)


そして領主邸に着いた、みんなでリビングに通されて領主の登場を待っている。ドアが開き領主夫婦が入ってくる。


「待たせたな、一昨日の夕方依頼だな、なんだか妻に相談があるとの事だとか、申してみよ!」


「え〜とウチの女性の方が、領主様の奥様に相談したい事があるそうなんです。

それで男性陣は1度どこかの部屋に退室して、女性同士のお話をさせて頂きたいと申しています」


(旦那様、逃げたな! 自分が発案者の癖に)


「そうか女性同士の話ですか、ならば我々男性は1度執務室に行こう。

話が終わったら呼びに来てくれるか、では行くぞ」


男達は部屋を出て行く、女性陣は残る。


☆☆☆☆☆


男性陣の居なくなった女性部屋。


「私に相談とは何ですの?」


(サブマス言ってよ)


(第一夫人でしょう風香ちゃんがさ)


(年上年功序列よ、サブマス)


「いい加減なんですか!ハッキリ言いなさい」


「え〜とウチの旦那様が言うには、これが奥様に必要との事で預かってます、なにぶん失礼かと思いますが、これをとりあえず見て下さい」


そう言って、風香は袋の中から下着を出す。


「まあ変わった下着ね、生地も違うはねこれの相談て?」


「え〜と本当の事を言います」ともう一つの袋を開けて出す。


「これが奥様に必要かと、2人のお子さんを産んで育ててお年も重ねて、だいぶ若い時よりスタイルが変わったと思います。

これを着れば若い頃のスタイルを、取り戻す事が表面上出来ます。

これが夫の贈り物です」


言い終えてガードルを出して、風香は下を向いて目を閉じる。

奥様は下着を触っている。


「それでこれはどう着るの?」


風香は顔を上げる。


「えぇとまずサイズを測るので服を脱いで下さい」


「そう、貴方達お願いね」


侍女たちが周りで奥様のドレスを脱がしている。


「これでよろしい」


(やっぱりカボチャパンツだ、紐で縛ってあるタイプ、胸は布だけね、これならボディスーツはいらないわね)

「ええと下着もお脱ぎになって下さい、サイズを測った後試着になります」


奥様は全裸になる。


「女同士でも恥ずかしいわね、でもこれでいいかしら」


「はい測らせていただきます」


風香はメジャーを取り、サイズを測る。


「下は私ので行けるわね、上はEかエレスのね、エレスのブラジャー頂戴」


そして風香はパンティーを履かせた後に、ガードルを上に履かせていろんな肉をその中に収める。

そしてうえのブラジャーを着させて、またいろんな肉を寄せ集める。


「出来ましたよ、鏡ありますか」


直径30cmぐらいの銀を磨いた手鏡を持ってくる。


「それじゃ分からないですよ、エレスコンパクトを出して」


コンパクトを風香は受け取り奥様を写して見せる。


「ほう凄いわね、ハッキリと私が写っている、これは凄いのね!」


そして小さいながらも、全身を映してドレスを着てもらう。

またコンパクトで全身を映す。


「凄い、若返ったみたいだ、旦那様に見せてくる」


奥様は部屋を出て移動して行く。



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