第45話 とにかくワイバーンを狩る

お茶を飲んでいると、次の商人がソレイユと共に走って来る。


「もうウチの番なんだね、よろしく頼む」


「疲れた、護衛も大変だよ、ウサギは何頭か襲って来るしね」


「まあまあこれでも飲んで一休みしてくれ」


ストロベリー紅茶とクッキーを渡す。


「美味しい、ストロベリーの味がする」


「このクッキーもバターの味で美味しい」


「依頼者の方、この商品は卸して貰えるのか?」


「ここで食べておしまい、追加はないのでご家庭にお土産で持って帰るなら、自分の分を残して持ち帰ってね」


そして俺達は、草原を適当に歩いて餌のイノシシをまた狩る。


「風香お願い」


風魔法で草を刈り、椅子とテーブルを出して休息。


少しして、黒い影が2つ


「来たよ風香、2匹だ」


「1匹しか降りて来ませんね、電撃」


落ちた所を俺が首を刎ねる、もう1匹は逃げたみたいだ。


「仕方ない、今日は帰ろう」


商人の荷台にワイバーンを乗せて、イノシシも乗せてみんなで街に帰る。


「オルカとエリー、2匹なら喧嘩しないよなギルマス達」


「はいまさか初日に2匹とは、思っても見ませんでした」


「しかしアッサリと倒すのだな君達は、何でDランクなんだ?」


「エリーに聞いてくれる、冒険者ギルドの方針だからね」


「オルカ、この子が髪の薬剤師なの」


「秘密、あの事は忘れて、もうなにも無いからね」


「怪しい、何であんた達だけ髪が光っているのよ!」


「そうよ、私も思った」


「一回しか試験しないなんておかしいじゃ無い」


「ほらウサギよ、退治して」


ソレイユは2匹のウサギを退治する、そしてやっと門に帰ってきた。

何故か人が一杯いる、見慣れた顔、ギルマスたちと領主夫婦がいる。

門番にカードを見せると、ギルマス達が近づいて来る。


「お前たち話がある」


その瞬間、サブマス達が前に出てギルマス達との間に入る。


「お前たち邪魔だ、後ろの彼らに話があるんだ」


「私達2人が代理人です、私達にまずお話を」


「朝言った通り、私達が彼等の代理人、勝手な話は断ります。

マーサーさん帰って良いですよ、書類は終わり次第に自宅に届けますから」


俺たちは横をすり抜けて家に向かう、ただ1人追いかけて来る領主の奥さん。


「場内に入るのを止めてご迷惑をおかけしました、主人にはよく言っておきますはね、アップルパイ美味しかったのよまた下さいね。

それと称号の手続きは終わっているので、ドラゴンスレイヤーと名乗って良いですよ、後はあの子達に言付けを言っておきます、又」


領主の奥さんは領主の側で何か話している、領主が何故かぺこぺこしている。やはり奥さんのが強い様だ。


そして3人で家につき家を出す。中に入ると食堂が大きくなっている、テーブルも8人掛け位大きい、そして構造も変わっている。


扉が増えてだいぶ違う。


「旦那様どの位、レベル上がったの?」


「うん5レベル増えてレベル13だからね10畳増えている計算だな、扉が3つ増えて合計4部屋に増えていて残りが4畳分リビングがそれ以上増えているのが可笑しいよな」


「今女神様から伝言板に書き込みが、レベル10のボーナスでリビングが予想以上に増やしたそうです、明日も頑張れと」


俺は風呂を見に行く、やっぱり大きくなって無い、ガッカリ。


「またそう言う態度が女神様の反感を買うんですよ、反省して明日も頑張りましょうね。エレス夕飯を作るわよ、旦那様はその辺に座っているかお風呂に入って下さいね」


暫くすると、サブマス2人が帰って来て夕飯を食べる。

今気づいたが、トイレが独立して2つになっている、だから余計風呂が狭く。

風香にまた小言を他の人が風呂を出るまで言われ続いた。





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