第41話 サブマス2人が来た。
2人に中に入ってもらい食堂のテーブルに案内する。
俺は外の板塀を上げて中に陽の光を入れる。
格子ガラス戸も外して空気を入れ替える。
エレスは紅茶を入れに倉庫の方に行く。
「まあ座って下さいお二人さん、先程の報告で明日領主さんとの謁見ですか?」
2人は椅子に座る。
「ええ朝来ていただければ馬車を用意してますので、直ぐに領主舘にお連れします。
そして謁見式でワイバーンの討伐表彰と、その後に食事会となっています」
「分かりました、それで風香とエレスは連れて行ってもよろしいんですか?」
「そうね風香ちゃんは仲間として、エレスちゃんは侍女扱いで連れて行きましょう、領主様に紹介したいからね」
「それとドレスコードてありますか?」
「冒険者だからね、身綺麗なら良いと思うわよ」
「それでは、連絡事項はそれだけですね」
丁度エレスが、紅茶とクッキーを持って来る。
「紅茶どうぞお茶受けのクッキーも食べてください」
2人はまず紅茶を飲む。
「えぇ何ストロベリーの味がする」
「それも甘いわよ?」
「このミルクも入れると味の変化が有りますよ」
「ミルク?なんですの」
「牛の乳を少し濃くした物ですよ」
「牛の乳て飲めるんですか? チーズやバターに加工して食べる物では?」
「殺菌すれば飲めますよ、まあ嫌ならやめといて下さい」
「イエ、飲んでみます、何事も経験です」
2人はミルクを入れて紅茶を飲む。
「美味しい、これが牛の乳ですか」
「初めて飲みました、こんな飲み方が有るなんて知らなかった」
そしてクッキーを食べてまた顔を綻ばせている。
「でね、貴方達2人の秘密を教えて欲しいのよ、私達の好奇心からなのだけどね。
誰にも相談はしてはいないは」
「そうなの、どうしても2人の事が気になってね。私も誰にも相談はしていないし、報告もし無い、だから秘密は絶対に守るわよ」
「うーんどうする風香?」
「余り話したくは無いですね、私達はのんびりと生きていたいですので」
「どうしてもダメかしら、仲間になると言っても!」
「2人とも大事な秘密だけどもバレれば色々と面倒よ、それを守るのは難しいと思うのね」
「守りは出来ますよ、まあ面倒くさいのが本音です、アップルパイが金貨10枚なんて俺たちの世界では考えられませんよ、精々銀貨2枚位の価値しかありませんよ」
「そうね色々な価値が違いすぎて、それをこの世界に出して良いものかと何時も考えてはいます、シャンプーやコンデショナーとかもね」
「そうそうそれも確か数を量産出来ないて、でも方法はあるって風香ちゃんが、言ってたわよね?」
「エレスみたいに、私達を信用して裏切らない人なら良いですが、何処かの紐付きならごめんですね」
エレスが力こぶを作って喜ぶ。
そお言うと風香は2人を睨む。
「まあ私達2人はサブマスて立場があるけど、いつでもやめて来るわよ」
「そうよ、昨日はお酒を飲んでいたから冗談に聞こえたかもしれないど、本気よ! だから今日のこの行動も誰にも話して無いわよ」
「旦那様外を閉めて話をしましょう、エレス庭にテーブルと椅子を持って行ってね」
そして庭で5人で話をする。
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