第30話 初めての夜
昼飯を食べてサブマスとお別れする。
サブマスは実験隊を作って、シャンプーとリンスの安全性の確認をするみたいだ! 石鹸も渡してお願いしておく。
「さて風香、道路側の全ての板壁を戻そう、それと庭と倉庫どっちに家を出すかだな!」
「とりあえず庭の方が良いですね、アレより人の方が怖いです」
俺は台所入り口近くに家を出す、これなら倉庫の裏の扉の開け閉めが出来る。
「もう少し外壁の方に寄せてください、後ろの収納は開けなくても良いので、そうすれば受付裏の倉庫もバリアーの範囲に入ります」
風香の鑑定でまず外壁の端から攻める事にする、悪意のあるアレならバリアーに弾かれて正体を表す筈だ。
「よし今日はもう建物に入って休もう、シャンプーとリンスを小分けしないとな、それと洗濯するんだろー」
「やっと洗濯出来る、いくら新しい物が届いても、やっぱり予備は大切よね。いつ送られなくなるか分からないもんね」
そして夕飯を風香が作る、今日は本格的にスパイスを混ぜてカレーを作る様だ。
俺は洗濯物を干そうとしたが、風香の声と指先の電気で断念した。やはり下着も干すので拒否されたみたいだ、夜なら触っても怒らないのに!
暇な俺はモノポリーの家や駒の作成をしている、紙のお金はどうしようかな、また布を切り裂くかな。
駒は土魔法の応用でどうにか出来る、生活魔法でも小さな竈門位出来るので、それより小さい物は簡単だ。さてもうすぐ日が暮れるカレー出来たかな!
「はい出来たよ、カレーとチャパティね! チャパティは初めての挑戦日本のパンとこの世界のパンの中間位のの硬さよ、お好み焼き位かな」
カレーをスプーンで救って一口食べる。
「美味い」思わず声が出る。
「良かった、どの位の辛さにするか迷ったけど、美味しいと言われたから嬉しいはね! チャパティも食べて見て、最初はチャパティを一口次にカレーを付けて食べて見てね。ナンは壺が無いので諦めたよ、その内家レベルが上がったら女神様に頼もうと」
2人で夕食を食べるそしてリバシーをやって時間を潰す。
たまに風香が、俺の位置情報の魔法を使って周りの情報を探っている。
この魔法は俺の位置とその周りにいる物や者達で悪意のある物や者達を赤い点で表示してくれる。(物は罠や危険物、者は魔物や盗賊敵対者みたいだ)
「さて何も動きが無さそうなので風呂に入って寝ようよ」
「そうですね、お風呂お先にどうぞ」
「1人の時にどちらか狙われたら困るから一緒に入ろうよ!」
「なら先に寝ます」指先から電気が「大人しく1人でお風呂行きます」
そして風香がお風呂に入り俺は何もする事が無い。
風香が出て来て一緒に寝る、今日はアレは出て来ない様だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます