第22話 商業ギルト

治療師ギルトから、俺達は出て来た。


「全くボッタクリじゃあ無いか、商業ギルトでも価格を調査してやる」


「本当に少しお金に余裕が有ったから冷静だったけど、昨日のお金が無かったら少し安くして貰って買ってたかも」


とりあえず今度は商業ギルドに入る、中は結構な数の人が居る。

受付はどれが正解かな?


「いらっしゃいませ、買いの依頼ですか売りの相談ですか?」


「登録と色々な相談です、では彼方の相談室にお願いします、今係の者を伺わせます」


俺達は、相談室と書いてある仕切りで囲われた中に入り、椅子に座る。


暫くするとさっきの案内の人と、もう1人の女性が現れる。


「お待たせしました登録をいたします。と担当になるルーデンさんです。以後はルーデンさんとお話し下さい」


隣の女の人を指挿し、最初の案内の女の人は退場する。


「は初めましてルーデンです、初めての担当ですので頑張ります。 本日は登録とご相談でよろしいですか」


「ええまず、この鞄と瓶をこちらではいくらで売ってくれます」


「これですか、初めは金貨30枚でしたが今は誰も使わないのでタダです。それと瓶は最初の洗って無い瓶ですので10本銀貨1枚50本で銀貨5枚ですね」


「嘘だろー、騙された」


「どちらでお求めしました?」


「治療師ギルトです、金貨1枚で買って来ましたよ」


「瓶が洗浄かクリーンを施して有れば金貨1枚でも安いですよ、クリーンの魔法は銀貨1枚ですので合計金貨5枚と銀貨5枚ですので割安ですね」


「後で瓶を洗うか、クリーンの魔法は使える?無い?どっちだ?」


「生活魔法のお持ちの方は稀に適性があるとの事、後は光魔法の適性ですね、光魔法の最初はクリーンかライトですから」


俺は瓶を見つめてクリーンと唱える。


「あゝ綺麗になりましたね、全部綺麗ですテーブルの上までもフフフ。

ご自分でクリーンを唱え慣れるならこれからは安く買えますね」


「え〜と登録をお願いします」


「それじゃ、え〜とまず説明をします、登録料は金貨5枚でルーキー初めて1年目からのギルトの年間のランク維持費は銅ランクで金貨10枚銀ランクで金貨100枚金ランクで金貨1000枚をギルドに収めて貰います。

返金はしませんし意義も聞きません、払わなければランクが下がり信用が無くなっていきますので、無理にランクは上げない方が良いです」


とりあえず商売で儲けてランク上げか?


「もしルーキーのままでも商売は出来ますが、オークションの案内は来ませんし、売掛の未納代金の延長は次の日までとか、金クラスなら半年くらいの期間代金を払わなくても良いとかですね」


オークションには2人とも興味がある。


「次に売り物ですがこの石鹸はどの位の価値がありますか?」


「拝見します」


担当さんは手に取り光に当てたり回したりして一生懸命見ている


「あのですね」「はい」

「これは水と一緒に使う者でよごれを落とし全身を綺麗にする物です。

それと食事の前に手を洗えば食中毒もある程度防げます、正し食品が腐っていてはどうにもなりませんが!」


「その様な物なんですね、今桶に水を汲んで来ます」


担当者は走って裏の方にかけて行った。


「なあ風香いくら位で売れるかな」


「金貨1枚か又は銀貨5枚かな」


担当が戻るのを2人で待っている。


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