第8話 そうだ忘れていた!

気分的にお昼になったので昼飯を作る、作るのは風香だ。


「旦那様は椅子に座っていて、まずは私が作るからね」


飯を炊いて、カレーを作る様だ、それは普通夕飯だろーに?


「カレーはね!色々な香辛料を混ぜて作ればね、色々と変化があるのだろうけど、お昼だから固形のルーでお手軽に作るね!

その内に本格的な物を、作ってあげるからさ」


「醤油や塩それにソース味噌酢ぐらいしかなかったよ、そんな物は異世界にあるのかな?」


「えーとここに色々と有るよ、本格的な料理を出来る調味料や食材もかなり有るよ。 

逆にインスタントや漬物は無いみたいだよ、魚も冷凍で色々と有るし、なんならお刺身食べます?」


「どこにそんな物があるんだよ?」


風香が指を刺す、その先には小さいが冷凍庫がある。

中を見ると肉に魚、野菜もよく見る物は冷凍してある。


「ネェ、少ないけどその日に使う材料は有るのよ、恐らく仲間が増えれば冷凍庫や冷蔵庫も大きくなって行くはず! 旦那様は早く仲間を増やしましょう。

それとレベルを上げないと、家も大きくならないよ」


「そうだな、日本人の食は異常な位に、最上位を目指すからな!

妥協はしないよな」


少ししてカレーが出来たので、2人で食べる。


「旦那様、午後はどうしますか?」


「ああ食べ終わったら外でバリアーの検証をしようよ、どこまで安全に過ごせるかさ」


チーン、何かの音がする。


「出来た出来た、アップルパイ作りましたから、デザートにどうぞ」


「イヤ3時休憩でお願いします」


「時計が無いから、夕飯になるかも知れませんよ?」


「大丈夫だよ外に出て、バリアーの境界の検証だからね」


2人で片付けをして外に出る。


風香はおニューのスニーカーを履いて、ニコニコしている。

俺はとりあえずは、剣と盾を持って外に出る。


「旦那様大丈夫ですよ、忘れてますか? 私の魔法で守ってあげますよ!

なんたって魔法使いですから」


風香はまた胸を突き出して、手を腰に置く


「まだどれほど使えるか分からないだろ、風香も魔法を練習しとけよ。

大体何の魔法が出来るんだ?」


「よくぞ聞いてくれました! 火水がレベル3で雷を少々」


「それってどの位すごいんだよ?」


「では水を行きますアクアバレット」


小さな水の玉が森の木を直撃する、そして消える。


「何だレベル3何て大した事無いなハハハ」


「旦那様怒りますよ、よく見てください木をよく見て!」


よく見ると直径50cmはある木に穴が空いて、あちら側が見える。


もしかして貫通したのか?


「どうですか凄いでしょう、なんなら火の魔法もやってみますか?」


「イヤ火事は怖いので辞めてくれ、それより雷はどう言う魔法だ」


「手を握って下さい」


俺は風香の手を握る、その時痺れが!俺は膝を着いて倒れる。


「この位ですね、どうですか浮気をしたらお仕置きしますねフフフ」


お前はramちゃんかよ、ハーレム許すって言っただろー


「なら第一夫人と認めて下さい、旦那様のハーレムは私の監視下に置きます。

あっちこっちに子供を作られたら困りますからね! 

それとまずは私が第一子を産んだのちに、ハーレムメンバーにも子供を作ることを許します」


俺は痺れたままに、頷くしかなかった。














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