第16話 リトルカブの相続のお話
今日は亡くなった父の相続手続きに関連して、専門家(相続手続き専門の行政書士)の方に相談を行った。
主な相談内容は母が父の財産を相続するための手続きやその代行費用についてだったが、その中にはリトルカブの相続に関する話もあった。
で、専門家の方との相談の結果「リトルカブについて、相続(税)の手続きは不要」ということが判明した。
というのも、相続税については基礎控除額として「3,000万円+(600万円×法定相続人の数)」までの金額であれば、相続税の申告をしなくても良いという法律上のルールがあるそうで、今回の父のケースではこの基礎控除額の範囲内に相続財産の金額がおさまるため、母が今後使用する普通車や、僕が相続する軽自動車とリトルカブについても、相続税の申告(に必要な諸手続)をしなくても良いということだった。
既に名義変更を行っていたことについても全く問題がなかったため、これにてリトルカブは無事我が家の一員となってくれた。軽自動車についても、母が使用する予定の普通自動車の名義変更の手続き(こちらは遺産分割協議書の作成など、色々と必要な手続きがややこしいらしい)を行う時に、同時にディーラーへ依頼する予定である。
それにしても、今回の相談に当たって父が母に遺した財産の大まかな金額を知ることが出来たのだが、父の生前の働きのおかげもあって、年金受給も含めて母の老後はよほどのことが無い限り、大きな心配はなさそうだったので安心した。
また、今回の相談および今後の諸手続の代行依頼を行ったことで、父が亡くなってからの様々な手続きはほぼ完了したとも言えた。7月末以降、結構気を張り詰め続けていたのだろう。ようやく一段落付くことが出来てほっとしたのも事実だった。
ここからがようやく本当の意味での、僕とリトルカブとのバイクライフのスタートなんだと思う。父の思い出としても、せいぜい大事にしていきたいところではある。
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