最後の涙

 信じられない。

 今まで誰も理解してくれなかった。

 親ですらもわたしのそばから離れていった。


 それなのに。

 自分勝手なわたしを必死に繋ぎ止めようとしてくれている。 

 こんなわたしに一番の友達になりたいなんて言ってくれている。

 わたしがほしいと思っている言葉を、あたたかさをくれる。


 涙が溢れて止まらなかった。

 ああ、この子に出会えてよかった。

 ありがとう。

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