第83話

海軍はシベリアと、樺太に巨大な軍港を作成した。駿府も重要だが、駿府は色々な中心で貿易港としての栄えている。そのため、多くの軍船を駐留させるのは大変だ。だから中型船と我々が京に行くときに乗る、船がある程度で、海軍の本部は北宇(ウラジオスクのこと。今川家がつけた名前)におかれた。そこは最大の軍港がおいてあって、常に1万人以上の兵が駐留している。陸軍の拠点もあるがそこまで大きくはなかった。更に、今川家は開拓地を広げて、ウラル山脈に辿り着いていた。そこら辺には山脈を超えてきた人を警戒するための砦や、大量の屯田兵が過ごしていた。ただ、ウラル山脈には大量の資源が眠るため、来年には反対側まで占拠する予定だ。父上からも許可を得た。今すぐに開発する予定はないが、落ち着き次第、開発を始める。ロシア帝国は確かイヴァン雷帝だ。彼は西への拡大に力を入れているから、取りやすいだろう。それに、もう少しでロシアの動乱時代だ。早くここを得て、足場を固めたい。シベリアでも、街道の整備を進めているし、冬場は行動が難しいが頑張っている。シベリアは今川家の元どんどん発展している。扱いはロシア帝国の元よりいいだろう。何せ全員同じ扱いなのだから。後は、キリスト教を禁止して、全員、どこかの寺に所属させるつもりだ。更に寺子屋を制度化する。領民は一向宗とキリスト教を除く宗教の寺に所属して、6歳から11歳の子供は所属している寺に必ず教育を受けさせなければならない。との法律を出す許可を得た。ただ現代とは違い、午前中だけだし、長期間全く通わせないと罰金がある。ただこれは安定している20カ国だけで北方地域と佐渡国はもう少し後に安定してからすることにした。領民たちの識字率が上がれば商売も活発化するだろうし、騙されることも減る。更に法律や命令を守りやすくなるから、収入や、治安が改善して、今川家はより一層黒字化するだろう。まあ今も黒字だが。財政的にはかなりの余裕がある。それゆえに研究へよく投資や、僕のやりたい事をやらせてもらえているとも言えるが。しかし今川家は、車輪やエンジンの開発をして、ガスを使うようになった。それは飛行機の開発のためだ。しかし自動車を開発するというアイデアは出てこないようだ。まだジェット戦闘機は完成していないといえど、プロペラ戦闘機は、一様完成した。とはいえまだまだレベルが下だし、不安定だから実際に使用できるというわけではないが。しかし僕は、完成するときに向けて空軍基地や、飛行機を離陸させる地点の整備を進めている。飛行機が完成したらすぐにでも使用可能にするためだ。




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