第50話
「次は鉄砲だ。鉄砲はどんな感じか?」
「はっ、かなり進歩しているかと。前回、作成した新型銃はかなりの生産数でして現在600丁の補完があります。」
「合計800丁か。」
「はっ」
「現在保有する銃の数は3300丁。まだまだだな。合計で6000丁ぐらいはせめてほしい。本音を言うと今川軍人全員に持たせたいぐらいだが。旧式の射程距離50mから100mでいいから小型化出来ないか?目安としては脇差より少し小さい程度だ。2/3ぐらいだな。頼む。」
「それはまだ我々に技術では難しいかと。通常の銃でしても困難なので。」
「そうか。それでだ、銃に名前を付けようと思う。」
「はっ」
「南方の国々の文字を使う。まず最初には種子島に到達したそうだな。」
「はっ」
「最初の旧式はAG43だ。」
「何故?そのような名前を?」
「なんかカッコ良いからだ。」
まあ本当は1543年に伝来して、アサルトライフルみたいにしたいから、アサルトガンの略称でつけたんだけれどな。射程距離はもっと伸ばしたいけれど。射程距離はスナイパー並にしたいのが内心だ。難しいかもしれないけれどね。
「それで新型は今年の完成だ。10年後に完成したから、AG53だ。」
「はっ、斬新な発想ですね。」
「まあな。奇抜なことが思いつかないと新しいものはできない。喜一郎もそうであろう?」
「確かに!某も常識を忘れてやるようにしています。」
「それと同じことだ。」
「はっ」
「それで射程距離はどれだけ伸ばせたか?」
「はっ、射程距離は半年にわたる研究の結果、かなり伸びました。現在は確か、300mです。」
「2倍ではないか!流石だ!」
「ありがとうございます。半吉が提案した方法をやったら劇的に伸びまして。」
「凄いな。半吉に褒美をやる必要がある。何が良いと思うか?」
「半吉は銃が好きなようで、銃に携われるのが1番嬉しいと思いますが、後で呼んできましょう。」
「頼んだ。それで連射問題はどうなった。」
「それは、射程距離ほどには進んでいません。二発連射出来るシステムを使用したら良いと思ったのですが、そうすると大型化してしまい、実戦には向いていないようで。」
僕は現代の銃のことを考えてみた。確か箱みたいな銃の入ったものをつけて連写している。僕の記憶上で間違えているかもしれないが。僕がテレビで見たのだとそうだった。まあもっといい方法があるのかもしれないが。しかしそれだと弾丸の形がなあ。まあそれは変えてみればいいか。
「銃の取っ手があるだろう。」
「はっ、そのほかにだ、銃の弾丸が入った箱のようなのをつけてそれを使って連写するのはどうだ?」
「しかし現在のタイプの銃弾では困難です。」
「うむ、しかし掃除も要らなくなるから早いだろう。銃弾の研究もすればよい。新しいタイプの銃弾は作成が困難かもしれないが、上手くいったら、連写ができるようになるのではないか?」
「まあそうですね。試してみます。それで今回のは新型銃として投入しますか?」
「いや、別にいい。新型銃ではなくAG53の生産を続けてくれ。新型銃として発表するのはもう少し連射ができるようになってからだ。」
「はっ」
なんか僕、今川軍をどんどん近代化させようとしている気がする。いろいろ飛びすぎで、車もないし大変だろうなあ。車の製作も試そうかな。
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