さらにその後のふたり

近所のコンビニで赤司がバイトをしていた。

聞いてなかったから驚いた。

けれど俺の家の近くでバイトしていた赤司は、微塵も動揺していなかった。

赤司なのになんだか大人だ。

それにしても制服が可愛い。

レジとか打ってる可愛い。

押し倒したいな。

クレームつけて泣かしてお詫びの替わりにその身体で…。

なーんて妄想して、とりあえずお会計お願いしよう。

レジの赤司はいつも通りぶっすーとしていた。

あれ、これ接客としてありなのかな。

可愛いけど。

でもちゃんとレジは打ててる。

可愛い。

ご褒美にあれとか舐めてあげよっか、ついつい口からセクハラ発言が出かかる。

危ない危ない。

赤司にお金を出す、ちゃんと預かってレジを打つ。

そうしてお釣りを手渡される。

両手でぎゅっと手を握ってくる。

過剰ザービスだ。

可愛いにもほどがある。

俺はありがと、と赤司に聞こえるように囁いた。

うん、と店員らしからぬ返事が返ってきた。

あーもー、レジが無かったら捕まえてキスしちゃうのに。


「残念」


「え?」


「…また明日」


そんで、ぎゅっとしてちゅってさせてな赤司。

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