可愛い子と遊ぶ
「なぁ」
「なに?」
「…お前たち、最近…大人しくないか?」
「うん、なんか内輪もめしてるからさぁ、そのうち空中分解すんじゃない?三個くらいに」
「…それ、俺に言って良かったのか?」
「いんじゃない?俺はどーでもいいし」
それにしてもアイスって美味しい。
可愛い子の目玉の味も好きだけど、これも良い。
「……殺さない、のか?」
「うん?殺してほしーの?」
聞いといて顔を真っ赤にして可愛い子がそっぽを向いた。
首絞めた時みたいな、可愛い顔だ。
ついつい首筋を触ってしまう。
「わっ」
「あ、冷たかった?」
アイスで冷えた手だったからか、可愛い子が驚いて飛びのいた。
ものすごく飛びのかれた。
エビかよ。
「…」
警戒する猫って動物みたいに俺を見てくる。
おう、可愛い。
「…殺して、ほしーの?」
「あっくぅっ」
あんまりにも可愛いから、俺は思いっきり抱き締めることにした。
急に俺にぎゅってされたから、可愛い子が苦しそうに呻く。
長剣をふるう可愛い子。
背中の筋肉発達してて、俺これ撫でるのも好き。
腕も好き。
お腹も好き。
足の、ここも、好き。
「あっあっ!」
「くしゅぐったい?」
びくびく震える可愛い子を片手で抑えつけ、最近お気に入りのお尻から裏ももを服の上から撫でまくる。
固くて、筋ばってて、触り心地良くて、可愛い。
「やっ…あぁっ…」
「……ここも?ここもくしゅぐったい?…君ってほんとに可愛いね」
まだ触ったことがなかったお尻の谷間を指で突いたら、想像以上に可愛い反応が返ってきた。
やんって、そんな甘い声出るだね。
「やめっ…だめっっっ!」
「やめ、とか、だめ、とか…めっちゃ煽られる…君って不思議…」
「んっぅ…だ…なかぁ…」
ぐりぐり指で突いてたら、なんか中にはいったらしい。
それが駄目なんだって、顔をいやいや胸に擦り付けられる。
ぎゅうってしがみつかれる。
可愛いって思う感情に、なにか熱いものが混ざる。
最近多い。
この熱さ。
火の熱さなんてめじゃない熱さ。
不思議な熱さ。
もっと、熱くなりたいって思っちゃう熱さ。
「あっ…だっめぇ…」
びくびくって、跳ねられる。
息がめっちゃくちゃ荒ぶってる。
顔が見たくなって後ろ髪を引っ張ると、真っ赤な顔半泣きで何かに悶えてた。
舌が揺れてる。
なんか可愛い。
俺は思わず、その舌を口の中に吸ってしまった。
「んぅうう…」
ぎゅうって、しがみつかれた。
そういえばこないだ首を絞めたら、こんな顔してしがみつかれたっけ。
あの時も胸が熱くって、もう燃えちゃうんじゃないかって思ったな。
じゅって強く舌を吸って、唇に唇重ねたら。
だめだった。
「わ…なに…いまの…」
「あ…ぁ…」
トロンとした表情を浮かべるばっかりの可愛い子。
答えられ無さそうな、だらしなく開いた口。
濡れた唇に唇くっけただけなのに。
めちゃくちゃだった。
殺すよりずっと。
気持ちが、よかった。
俺は唾を飲み込んでから、もう一度唇を重ねた。
指先が痺れた。
頭の中スパークした。
きもち、よかった。
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