第12回 デタラメ作文で文章を書くのを楽しもう

 何度か初心者向けに文章の書き方など私なりに書いてきましたが、それでも「何を書いたらいいか何も出てこないんです……」と頭を抱えている方は多いかもしれません。


 もしかしたら、頭が固くなっていて柔軟な発想がなかなか出てこないのかも?


 この回は、私が考えに詰まったときに暇つぶしにやっている、でも投稿サイトには載せないような文章の書き方など紹介しようかなと思います。


 結論から言うと、もう支離滅裂でめちゃくちゃなデタラメを書くのです。

 プロットなんて組まなくていいし、文法も終わり方も考えなくていいです。

 飽きるまで発想を飛ばして、飽きたらやめます。

 ちょっと今即興で書いてみましょうか。


 昔々、あるところに赤ずきんちゃんがいました。可愛らしい女の子です。

 しかし実はこの赤ずきんちゃん、かつて森を荒らし回っていた『狼』と呼ばれた盗賊を仕留めた伝説の暗殺者なのです。

 赤ずきんちゃんの赤ずきんは返り血で真っ赤に染まっていると言われています。森の主であるおばあさんも鼻高々。

 そんな赤ずきんちゃんの次のターゲットはお屋敷の奥の奥に大切に育てられているというかぐや姫。

 屋敷に忍び込んだ赤ずきんちゃんはかぐや姫を目指して奥の奥を目指します。

 ところが、赤ずきんちゃんが見たかぐや姫の正体は、月から送られてきた地球を滅ぼそうとする人型生物兵器だったのです……。


 飽きたのでやめました。

 著作権に配慮しておとぎ話をベースにキャラを魔改造したのですが、いかがでしょうか。

 でも支離滅裂すぎてお話にならないし、終わらせ方も考えてないので物語にする気はありません。

 こういうふうに、自分の頭の中のものを全部吐き出す準備運動のつもりでたまにこういうデタラメを書いています。

 お話にはならないし、この文章を見たら「気が狂ったのか?」と思われそうですが、書いてて楽しいんですよね。

 こうやって、自由に自分の好きな文章を書くのが、本来の「文章を書く」ということの楽しさだと思うのです。

 脳みそもちょっとほぐれて柔らかくなってきた気がします。


 みなさんも楽しく書き書きしましょう。では~。

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