第7回 執筆を助けてくれるオススメツール
今回は小説を書く上で有用と思われるツールのご紹介。
……の前に、ちょっとだけ第6回の補足を。
読みやすい文章にする上で私が意識してやってることがもう一つありました。
それは、「適切なところで句点を置く」です。
句点というのは「、」のことですね。
たまに、Twitterとかで、句点を、たくさん、置く、人が、いますが、これ却って読みづらいですよね?(この文章はわざとです)
多分こういう句点の置き方をする人は、「適切なところで句点を置きましょう」と学校で習って自分で適切だと思う場所に句点を置いてるのかな? と思うのですが、「適切なところ」ってどこだよってなりますよね。それでとりあえず単語ごとに区切るように句点を置いてしまう。
私なりに意識しているところは、ひらがなが続いているところがあれば単語がわかりやすいところで区切ったり、頭の中で文章を読んでみて、息継ぎが必要なところとかでしょうか。句点を置かないと、それこそ「見ていて息苦しくなる」原因になりそうなので。
「」を置くのも、そこで一度息継ぎが出来るようにという配慮のつもりです。
この句点を置く場所だけは唯一文章を書いていて私が意識的に気をつけているところかもしれません。
補足終わり。
本題に入ります。
小説を書く上で私が実際に使っているツールをご紹介します。
1、マインドマップ
これは主にネタ出しに使います。
有名なやつだと「紙の真ん中に中心となるキーワードを書いて、その周りに枝のように思いついたキーワードを書いて伸ばしていく」ってやつです。
例えば真ん中に「恋愛」と書いて、枝の部分には「オフィスラブ」とか「乙女ゲー」とか、思いついたやつを手当たり次第に書いていきます。さらに「オフィスラブ」に枝を伸ばして「若社長と秘書」とか「コワモテ部長と心が読める女子社員」とか詳細を書いていきます。自分の頭の中にあるアイデアを棚卸ししていく感じ。
これはもちろんアナログの紙でも出来るんですが、私はデジタルツールでやってます。なぜなら私は字が汚くてあとから見たときに読めないから。あと消しゴムで紙が汚れるのも嫌だから。
デジタルツールのマインドマップは無料で色んなものが公開されているので、自分に合いそうなやつを選べばいいと思います。
ちなみに私が使ってるやつは「EdrawMind」ってやつ。
画像出力するとロゴが入りますが、まあ個人で使う分には問題ないでしょう。
2、スマホのメモ帳
できればパソコンと同期できるやつがいい。
外出先や布団の中など、パソコンを使いづらい状況で文章やアイデアを思いついたときにサッと書き留められるのでオススメ。
しかもスマホなら画面が光るので暗い場所でも使えますね(視力低下にはお気をつけて)。
欠点といえば、これのおかげで字の汚さが加速したことでしょうか……。
私は「ColorNote」というものを使っています。買い物メモとかリストも作れるので日常でも普段使いが可能。
3、Nola
最近出会った執筆ツールです。これめちゃくちゃオススメ。
「小説家専用エディタツール」と銘打たれていますが、用途にゲームシナリオとか脚本とか絵本とかあるのでわりと何にでも使えます。
無料でも使えますが、月300円(2023年9月現在)でさらに便利な機能が使えます。
こういう系でこの月額の安さはなかなか類を見ません。速攻で課金しました。
私のようにシナリオで仕事してると経費で落ちますしね。
「なんでわざわざお金払ってまでNolaを使ってるの? Wordで良くない?」と思われるかもしれませんが、Wordだと何故か文字数が一致してないことが多くてですね……。あと、Google 日本語入力を使ってるとたまにWordで文字が打てなくなることがあるのですよ。一度Wordを開き直すとか入力ツールを切り替えるとまた使えるようになるのですが、これがまた地味にストレスが溜まるもので。
あとは、Nolaで執筆に必要なものが一通り揃うのが魅力ですね。プロット、時系列、登場人物や世界観の設定など、これひとつにまとめられちゃう。ネタ出しだけはマインドマップでやってますけど。
欠点があるとすれば、ネット環境でしか使えないことかな。Wi-Fiが途切れて保存できず、仕方なくメモ帳にコピペして貼り付け直したりすることもあります。
ただ、パソコンブラウザ版とスマホアプリ版があり、同期もできるのでかなり便利です。
あとはスマホ版でマルチ執筆モードが使えればな~。プロットを見ながら本文を書ければ言うことなし。
Nolaにもメモ機能はあるのですが、2で紹介したスマホのメモ帳はネット環境がない場所で使ってます。
ここでは全てを紹介しきれないので、実際に触ってみてくださるとその優秀さが実感できると思います。無料でも充分使えるすごいやつなので。
今のところ、私が使ってるのはこの三つかな~。
こういったツールを駆使して、良き小説執筆ライフを送っています。
参考になれば幸いです。
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