第93話聖女神アフロディーテの特別神殿⑦
聖女神アフロディーテの「神の乳」で、再び満腹になった直人は、身体に力がみなぎるような感覚。
(少なくとも、毎日の女性との果てしない交情生活の時のような、身体の芯の鈍く重い疲れは感じない)
もう一つ感じたのは、自分の胸に、不思議で複雑な模様の丸い印がついていること。
首を傾げていると、聖女神アフロディーテから、さわやかで甘い声が聞こえた。
「直人君、私の胸を見て」
直人は、聖女神アフロディーテの胸を見て、「納得」した。
「同じですね」
(この不思議な印は、聖女神の意思によるものと、納得した)
聖女神アフロディーテは、うれしそうな笑顔。
「もう、これで直人君は、私のものよ」
「直人君も、私の力を使えるよ」
直人は、聞いた。
「そのお力とは?」
聖女神アフロディーテは、巨大な姿から、一気に直人と同じ身長になった。
そして、直人を、そのまま抱きしめた。
「エロスの力は無限、悩める女性を慰めなさい」
「直人のエロスに、女性の病を癒す力を授けました」
直人も、聖女神アフロディーテを、抱きしめた。
(聖女神から、熱い吐息が漏れた)
「うふふ・・・いい感じ・・・こんなに元気」
直人は、聖女神アフロディーテを愛撫し続けた。
(そうしたかった、ただそれだけだった)
すべすべとして、張りがあって、ふくよかで、香りが高くて、理想の女性のような肉体。
直人は、至上の快楽を愉しんだ。
エロスを何度、放出しても、疲れは感じなかった。
(聖女神アフロディーテの言葉通り)
何度かの交情の後、しばらく、聖女神アフロディーテと、横になった。
「直人君を、時々、ここに呼びますよ」
「愛して欲しいから」
直人は、聖女神アフロディーテの唇を吸った。
(唾液も、香ばしく甘かった)
「そろそろ、帰ります」
「うん、見守ります。また来てね」
「・・・でも、もう少し欲しいの」
直人は、また、しばらく聖女神アフロディーテに抱かれることになった。
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