第92話聖女神アフロディーテの特別神殿⑥

どれくらい眠ったのかは、わからない。

ただ、目が覚めて、上を見上げると、聖女神アフロディーテの豊かで張りのある乳房が見える。

(大仏に抱かれると言う絵があるが、それが聖女神アフロディーテになったような感じ)


頭の中は、今まで感じたことのないほど、すっきりとしている。

聖女神アフロディーテの「甘い女神の乳」の効果だろうか、そんなことを思う。


「よく眠って、可愛いかったよ」

聖女神アフロディーテの甘く弾んだ声が聞こえたと同時に、「手のひら」は、聖女神アフロディーテの美しい胸の前に上がった。

(聖女神アフロディーテの顏が、真正面に見える)


「それでね、直人君、二つの選択肢を与えます」

「このまま、天界に残り、天使として、私に仕えるか・・・」

「それとも、人界に戻る?」


直人は驚いた。

「何故、僕が天界に?実は死んだのか?」そう思った。


聖女神アフロディーテは、直人の心を見抜いていた。

「そうじゃないの、まだ生きています」

「直人君、あまり可愛いから、欲しかっただけ」


直人は、素直に自分の思いを述べた。

「天界も何も、興味はありません」

「できることなら、家族に逢いたい」

「家族と暮らしたいだけです」

「とにかく、いきなり生活が変わって、それが一番辛い」


聖女神アフロディーテの大きな手が直人を乗せたまま、乳房の谷間に動いた。

「直人君の気持ちは、わかりました」

「いろいろな力を授けて、人界に戻します」


大きな乳房が揺れ、直人は乳房に完全に挟まれた。

「でも、私も、直人君が好きなの」

「直人君を抱いた女性たちの熱いエクスタシーが、私に響いて来るの」

「それが、私への聖供物」

「私の力の源泉になるの」

「悩める女性たちの、心と身体を快楽に導いてありがとう」

・・・・


直人は、途中から気が遠くなった。

(声も聞こえないほど、苦しい)

とにかく、聖女神アフロディーテの肉(乳房)圧が強い。

(ほぼ呼吸困難だ)


「苦しいです」と言おうとしたら、聖女神アフロディーテの乳房が大きく揺れ(明るい笑い声も聞こえた)、直人は解放された。


「可愛くて、つい・・・」

「もう特別な力は、直人君に注いであります」

「その力で、悩める女性たちの心と身体を癒して欲しいの」


そこまで言って、聖女神アフロディーテは、含み笑い。

「でも、今欲しいと言った私を袖にしたんだから、イタズラもしましたよ」


直人は焦った。

「イタズラとは?」

(聖女神アフロディーテのイタズラなんて、思いもよらない)


聖女神アフロディーテは、甘く可愛らしい笑顔。

「直人君の肉体は、天界に来るまで、いつまでも若いまま」

「だから、直人君は、今の若い容姿のままで、天界に来て、私に仕えるの」


直人は、素直に頷いた。

人界に戻ることが出来るなら、いつかは家族に逢えるかもしれない。

(そんな希望もある)

(容姿が若いままなんて、それに比べれば、取るに足らない)

(特別な力は、聖女神アフロディーテの女性に対する、やさしい気持ちを示すもの、と思った)

(そのまま、気持ちをくんで、使えばいいだけのこと)


直人は目の前の大きな乳首にキスをした。

「僕も聖女神アフロディーテ様、大好きです」

「美味しいお乳、ありがとうございました」

(そのまま、少し吸った)

(また、甘い蜜のような乳が、直人の口に、身体に大量に流れ込んで来た)


「直人君、当分は人界、長生きしますよ」

「吸い方も上手ね、もっと吸って」


直人は、懸命に聖女神アフロディーテの神乳を吸い続けた。

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