第71話全員で雑談 露天風呂に
寿司を食べ終わり、満腹のため動けないので、全員で少し休憩の時間となった。
何となく雑談が始まった。
直人
「よく食べられるようになったのかな」
杉本瞳
「直人様がここに来られたころは、普通の人の6割くらいでした」
南陽子
「病院食の関係です、それと痛み止めで胃も弱っていましたから」
エヴァは涙目(事情を知っているらしい)(打ち解けると情に厚いタイプらしい)
「本当に酷い目に遭いましたね」
エリザベスは、直人の手を握った。
「ここから出たい?」
直人は苦笑。
「今は危険ということで無理、出たいのが本音」
「普通に親とか妹が家で生活したい、男子高校生もしたいよ」
「エリザベスもエヴァも出たいでしょ?出来ることならば」
エヴァは頷く。
「私は仕事ととしてここにいますが、確かにエリザベス様とニューヨークに戻りたくなる時もあります」
エリザベスは、夜空を遠く眺めた。
「直人と一緒、当分出ることは無理には変わりない、ここでの生活を楽しむ、それしかない」
直人が話題を変えた。
「明日もカリキュラムがないんだよね、休日だから」
杉本瞳が答えた。
「はい、終日、自由時間です」
南陽子は、直人の顔を見た。
「何か、ご希望が?」
直人は少し考えた。
「ホテル探検かなあ、いろんな階があるって、エリザベスに聞いたから」
エリザベスも直人の顏を見た。
「案内するよ、任せて」
「私も行きたい階があるの」
「イタリアの階で、ローマとか、フィレンツェ、ベネツィアの街を再現してあるよ」
エヴァは、輝くような笑顔になった。
「いいなあ、イタリア・・・憧れですよ、北欧系の私には」
杉本瞳
「やはりイタリアの陽光が、引き付けるのかな」
南陽子
「歴史もありますしね」
直人は、エリザベスの誘いを受けた。
「わかりました、明日が楽しみ」
「そろそろお開きに」
夜も遅い、エリザベスとエヴァは、自分の部屋に帰るのかな(そうあるべき)、と思った。
しかし、エリザベスは、首を横に振った。
「私とエヴァは、今夜は直人と寝ます」
「その前にお風呂も一緒」
(エヴァは、赤い顔になっている)
杉本瞳が、戸惑う直人をつついた。
「今さら、もう、何人もの女性と入りましたよね」
「まだ、恥ずかしいの?」
南陽子は、自分の胸を見た。
「恥ずかしいのは、私です・・・貧弱なので」
結局、全員で露天風呂に入った。
何より全員の目を奪ったのは、エヴァの豊乳だった。
南陽子の目が点になった。
「メロン?スイカ?すごい・・・」(そのまま、触って揉んでいる)
杉本瞳は苦笑い。
「でも、陽子ちゃんも、スレンダーだけど、整っているし、お肌がきれい」
エリザベスも南陽子を見た。
「うん、抱きしめたくなるね、可愛い」
直人は、そんな女子4人を、のんびりと見ている。
思うのは、「平和だなあ」ということ。
満腹で、全員裸で、うちとけていて、何の対立もない。
エリザベスが、直人に張り付いて来た。
「直人・・・いい?」
エリザベスも身長が180㎝を越える長身。
直人は、あっという間に、彼女の身体に包まれてしまった。
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