第18話妹ジ・エンド
恋人同士だな、俺たち・・・。
校内でケンカ№1だからな、学ランのボンタンに両手を突っ込み胸を張って両足を広げていた。
昨日も郁美に告ろうとしているやつを校庭の裏側に呼び出し、右!左!
のワンツーをお見舞いした所だ。
俺より20センチも高い奴でワンツーの後屈み、ボディボディー!
締めに左アッパーのコンビネーションでノックダウンを奪った。
左手がヒリヒリと痛む感覚が、幻の様に郁美の残像が拳を掠めた。
「だったら付き合わないか?」
そこまでは言えなかった。
「近親相姦じゃないかそんなの!」
多くの友人達の中でも最も腹心の友の貴史に言わせれば、種の保存では赤の他人がモアベターらしく、妹なんて生き物はナンセーンス!
だと言う。
そんな事を言われてまで妹に告白しようとしている俺は、変態だろうか?
郁美に言わせればキモーイ!
で、ジ・エンド!だろう。
だか
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