第5話
バックパッカーのような背中の大きなリュックサックは、日用品のみ俺の大切なものが入っていて、少々嵩張りズシリと重たかったが、腰を曲げて歩いて登っていた。
「ジャンボジャングルジムにロングロング滑り台?見たければ頂上の方へ登る事だなー。」
「あそこを左に入って真っ直ぐ、何があってもひたすら真っ直ぐにだ、只ひたすらにねえエヘヘヘ・・・。」下山の人にアクセスを乞うと、背中のリュックサックをじっと見詰めて意味深に笑っていた。
育美のせいだよ!
二人は、合唱しながら太陽が少し西に傾いた頃、黄昏ダムのあるところまで登ってきた。
「あれが黄昏貯水池だ・・・ってか、ジャングルジムじゃないや! 」
「しかも、水がない?」
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