第3話郁美のせいだよ!?

「あそこを左に入って真っ直ぐ、何があってもひたすら真っ直ぐにだ、只ひたすらにねえエヘヘヘ・・・。」


下山の人にアクセスを乞うと、背中のリュックサックをじっと見詰めて意味深に笑っていた。


「郁美のせいだよ.

 

 二人は、合唱しながら太陽が少し西に傾いた頃、黄昏ダムのあるところまで登ってきた。

「あれが黄昏貯水池だ・・・ってか、ジャングルジムじゃないや!


 しかも、水がない?」

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