第399話 廃都市エリアのボス

 翌日。昨日の夜のレベル上げの成果で、ようやくマイナスからの脱出が出来た。


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ハク:【武芸千般Lv100】【二刀の極みLv100】【武闘術Lv100】【始祖の吸血鬼Lv100】【大地武装Lv100】【暴風武装Lv100】【雷電武装Lv100】【光明武装Lv100】【暗黒武装Lv100】【加重闘法Lv100】【万能探知Lv100】【蒼天Lv100】【天聖Lv100】【邪鬼Lv100】【鬼Lv100】


控え:【聖剣Lv1】【鋏Lv83】【三叉槍Lv88】【氷結爪Lv66】【竜爪Lv83】【岩竜爪Lv72】【剛爪Lv91】【棘拳Lv81】【武闘気Lv100】【爆熱闘気Lv100】【敏捷闘気Lv100】【銃Lv45】【突撃銃Lv40】【散弾銃Lv31】【狙撃銃Lv1】【機関銃Lv1】【大砲Lv3】

【魔導王Lv19】【溶岩魔法才能Lv3】【天候魔法才能Lv12】【大地魔法才能Lv13】【暴風魔法才能Lv11】【雷霆魔法才能Lv12】【闇魔法才能Lv51】【付加呪加才能Lv15】【状態異常才能Lv13】【死霊術Lv43】【死霊誘引Lv31】

【支配(火)Lv100】【無限火Lv100】【支配(水)Lv100】【無限水Lv100】【吸血鋭牙Lv100】【根源(血)】【完全支配(血)Lv100】【支配(影)Lv100】【無限影Lv100】【植物操作Lv20】【操縛糸Lv51】【重力操作Lv100】【眷属創造Lv100】

【HPMP超強化Lv100】【物理超強化Lv100】【魔法超強化Lv28】【器用さ強化Lv100】【運強化Lv100】【神体能力強化Lv100】【五感超強化Lv100】【頑強顎門Lv100】【反発弾性強化Lv100】【骨格強化Lv100】【機動性強化Lv100】【神力(封)】

【毒耐性Lv100】【麻痺耐性Lv54】【呪い耐性Lv31】【沈黙耐性Lv66】【暗闇耐性Lv1】【怒り耐性Lv11】【眠り耐性Lv1】【混乱耐性Lv70】【魅了耐性Lv95】【出血耐性Lv1】【気絶耐性Lv16】

【夜霧の執行者Lv100】【堅牢堅固Lv100】【茨鎧Lv80】【腐食鎧Lv86】【雨隠れLv51】【明暗順応Lv100】【回転Lv100】【遠心力Lv100】【韋駄天走Lv100】【悪路走行Lv100】【跳躍Lv100】【飛翔Lv100】【慣性制御Lv100】【暴飲暴食Lv100】【悪食Lv100】【貯蔵Lv100】【心眼開放Lv100】【精神統一Lv58】【適応Lv100】

【神炎Lv100】【氷炎Lv90】【水氷息吹Lv98】【土水息吹Lv96】【氷雷息吹Lv100】【岩炎息吹Lv96】【岩風息吹Lv100】【蒼炎息吹Lv100】【炎牙Lv100】【噴火Lv70】【熱血Lv100】【氷牙Lv77】【水流レーザーLv80】【氷結破砕Lv93】【冷血Lv100】【蓄放電Lv100】【電光石火Lv100】【疾風迅雷Lv100】【雷脚Lv100】【猛毒牙Lv100】【猛毒鎧Lv100】【猛毒触手Lv92】【猛毒墨Lv96】【猛毒生成Lv100】【猛毒血Lv100】【麻痺毒牙Lv80】【麻痺血Lv100】【奪声牙Lv80】【呪毒牙Lv80】【奪明牙Lv80】【狂戦士化Lv65】【発狂Lv20】【猪突猛進Lv100】【繭Lv28】【強靭絹糸Lv88】【魔力糸Lv90】【ドラミングLv18】【超圧縮Lv100】【念力Lv95】【射出Lv100】【虫翅Lv2】【白翼Lv100】【黒翼Lv66】【鋼鉄翼Lv41】【魔力翼Lv98】【炎翼Lv76】【浮遊Lv100】【珊瑚砲Lv89】【黒腐侵蝕Lv89】【粘体Lv100】【断熱体Lv100】【模倣Lv39】【感染Lv80】【死神鎌Lv30】【幻影Lv50】【再生Lv100】【超反応Lv100】【解錠Lv34】【暗闇の魔眼Lv100】【混乱の魔眼Lv90】【宝石創造Lv45】【鉱石創造Lv45】【水晶創造Lv45】【竜紋Lv31】【混沌Lv43】【悪夢Lv41】【絶望Lv40】【エネルギー吸収Lv12】

【鬼気Lv100】【黒鬼気Lv100】【竜王息吹Lv100】【竜王血Lv100】【竜王鎧Lv22】【炎竜鎧Lv1】【水神竜Lv58】【岩竜鎧Lv76】【竜翼Lv100】【精霊体Lv100】【魔王Lv100】【色欲悪魔Lv88】【色欲の大罪Lv100】【嫉妬悪魔Lv77】【嫉妬の大罪Lv87】【悪魔王翼Lv58】【聖王Lv100】【熾天使Lv100】【熾天使翼Lv100】【魔聖融合Lv100】【属性結合Lv100】

【機織りLv31】【糸紡ぎLv32】

【水中戦闘術Lv51】【掘削Lv18】【竜騎Lv71】【農家Lv100】【果樹Lv100】【稲作Lv100】【畑作Lv100】【花卉Lv100】【茸栽培Lv100】【畜産Lv100】【解体Lv100】【酪農Lv100】【羊飼いLv100】【養鶏Lv100】【養豚Lv100】【養蜂Lv99】【木こりLv78】【テイマーLv72】【精霊に愛されし者Lv88】【神獣使いLv82】【統帥Lv89】【総合言語学Lv13】【プリセット】【海神のお守り】

SP:36


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 取り敢えず、すぐに進化などをする事はしなかった。もう少しSPに余裕が出てから進化や統合をする事にする。またSPをなくしてしまうと、欲しい時にスキルが取れなくなるので、ここは慎重になるべきと考えた。同時に、これが普通のプレイヤーの気分なのかなとも思うようになった。SPを1000まで溜めるというのは、本当に途方もない事みたいだ。

 でも、今日はレベル上げなどではなく、廃都市エリアのボスを倒しに向かう事にした。地下施設の探索も終えて、廃都市エリア全体の探索が終わったので、最後に残ったボスエリアを突破して、黄昏エリアの探索に行こうと考えたからだ。

ボスエリアへの転移場所は、既に発見済みなので、迷わずに真っ直ぐ向かう事が出来る。ずっと一緒に探索していたエアリーとソイルと一緒に廃都市エリアの最奥に向かった。道中のモンスターは、エアリーが次々に倒してくれるので、かなり楽に進める。

そして、ボスエリアへの転移場所に来た瞬間、急に視界を閉ざされた。柔らかい感触なので、手で隠されたという事はすぐに分かったけど、急な事だったので、かなり驚いた。


「へ!?」

『誰でありんしょうか?』

「えっ、胡蝶さん?」

『正解でありんす』


 胡蝶さんの細い指がどかされたので、背後を振り向くと胡蝶さんが微笑んでいた。さすがに、廓詞を使われたら、すぐに分かる。そんな知り合い胡蝶さんしかいないし。まぁ、大体口調の他にも声の違いで、大体分かるけど。因みに、口調が普通で一番分かりやすいのはアク姉だ。私の名前を叫んでくるから。


『相変わらず、面白そうな事をしてやすね。わっちも参加しんす。良うござりんすか?』

「あ、はい。心強いです」


 胡蝶さんは、私がボスエリアに行こうとしていた事を知っているみたい。

 エアリー、ソイルに加えて、胡蝶さんと一緒にボスエリアへと転移する。ボスエリアは、廃都市エリアの風景と同じくビルが建ち並んだ場所だった。広場じゃないから、周囲のビルを使って戦える。


『奥に人型のモンスターがいます』

「うん。私も感じた。あれがボスだね」


 人型ボスモンスターなのなら、ビルの中などを利用して戦うのが良いかな。まぁ、それは私一人で戦う場合の話だ。こっちには、エアリー、ソイルに加えて胡蝶さんもいる。正面からぶつかっても何も問題はない。

 私達は、ボスの方に向かおうとしたけど、その前にボスがこっちに向かってきた。姿が見えた事で、名前も確認出来た。高機動型戦闘アンドロイドという名前だけあって、動きが素早い。私達の前で止まる事なく、そのまま手に持った片手剣で攻撃しようとしてくる。でも、その前に胡蝶さんの糸で雁字搦めに縛られていた。


『先に罠を仕掛けておいて、正解でありんしたね』

「ありがとうございます」


 胡蝶さんが縛り付けた高機動型戦闘アンドロイドに噛み付こうとする。その寸前、高機動型戦闘アンドロイドが胴体を回転させて糸を斬り裂いた。危ないので、私の後ろに退く。


『ふむ。中々やりんすね』

「胡蝶さんの糸でも耐えられないんですか?」

『そんな事はありんせん。今のはただの油断でありんす』


 ちょっとムッとした顔になった胡蝶さんは、地面に着地して再び私達に攻撃をするために突っ込んできた高機動型戦闘アンドロイドに手を向ける。すると、再び高機動型戦闘アンドロイドを糸が拘束した。同じように胴体を回転させて糸を斬ろうとしていたけど、胴体は半分も回転しなかった。胡蝶さんの糸が可動部分にねっとりと粘着していたからだ。さっきは縛り付けるための罠だったけど、今回は完全に動きを封じるためのものみたい。


「……あれって、私もベトベトになります?」

『空を飛べば大丈夫でありんしょう』

「なるほど。ありがとうございます」


 空中浮いた状態で動きを封じられた高機動型戦闘アンドロイドに【浮遊】で浮かんで近づく。無限に空を飛べる羽ではなく【浮遊】を使った理由は、羽が胡蝶さんの糸にくっついてしまう可能性を考慮した結果だ。

 高機動型戦闘アンドロイドを吸血して、どんどん飲み込んでいく。すると、最終的に高機動型戦闘アンドロイドくっついていた胡蝶さんの糸が口に付いてしまった。取ろうとしたら、手までベトベトになった。


「胡蝶さ~ん……」

『もうちょっと上品に食べなんし』


 胡蝶さんはそう言いながら、高級そうなハンカチみたいな布で口と手を拭ってくれる。私が取ろうとしたら、全然駄目だったけど、胡蝶さんは難なく取れるみたい。自分で作り出したものだからなのかな。

 因みに高機動型戦闘アンドロイドから得られたスキルは、【武芸千般】だったので、何の意味もなかった。


「ありがとうございます」

『さてと、ここからは何をするのでありんすか?』

「う~ん……戻ってレベル上げですかね」

『では、わっちも手伝いんしょう』


 ボスを倒した後は、胡蝶さんに手伝って貰ってスキルのレベル上げをしていった。その中で、胡蝶さんの蜘蛛達を使った罠が本当に頼もしかった。戦闘アンドロイドや火力ドローン、四脚戦車達が完全に動きを止める事になったので、攻撃が当てやすかった。幸いだったのは、ヘビーアームドドラゴンが現れなかった事だ。まぁ、胡蝶さんもいるし、普通に倒せるとは思うけど、面倒くさい相手である事は変わりないので、現れない越した事はない。

 ついでに、モンスターを探している最中に何度も胡蝶さんに撫でられる事になった。玉藻ちゃんは、尻尾で包み込んでくる感じどころか、尻尾で抱き抱えてくるけど、胡蝶さんには、そんな立派な尻尾はないから、普通に頭や頬などを撫でられるだけだった。基本的に触られ慣れているから、特に何とも思わないけど、歩きながら撫でられ続けるのは、やっぱり新鮮な気分になった。

 この日は、ボスの討伐とレベル上げだけでログアウトした。

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