第367話 他の土地神について
翌日から次の土曜日までは、SPを稼ぐためにスキルのレベル上げをしていった。全くレベル上げをしていない魔法を使って稼ごうとしたのだけど、上位属性になった魔法のスキルレベルは全然上がらなかった。どうやら普通のスキルよりも経験値が必要になるみたいだった。なので、途中からは他の武器スキルや普段は使わないようなスキルのレベル上げをしていった。バイトもしていたから、そこまで時間を割けなかったけど。
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ハク:【武芸千般Lv100】【二刀の極みLv83】【武闘術Lv100】【始祖の吸血鬼Lv100】【大地武装Lv100】【暴風武装Lv100】【雷電武装Lv100】【光明武装Lv91】【暗黒武装Lv96】【加重闘法Lv91】【万能探知Lv46】【蒼天Lv96】【天聖Lv52】【邪鬼Lv16】【鬼Lv83】
控え:【聖剣Lv1】【鋏Lv32】【三叉槍Lv41】【氷結爪Lv21】【竜爪Lv38】【岩竜爪Lv23】【剛爪Lv41】【棘拳Lv35】【武闘気Lv100】【爆熱闘気Lv61】【敏捷闘気Lv53】【銃Lv1】【散弾銃Lv3】
【魔導Lv26】【天候魔法才能Lv8】【大地魔法才能Lv10】【暴風魔法才能Lv7】【雷霆魔法才能Lv8】【闇魔法才能Lv27】【付加呪加才能Lv10】【状態異常才能Lv9】【死霊術Lv26】【死霊誘引Lv16】
【支配(火)Lv57】【無限火Lv68】【支配(水)Lv87】【無限水Lv98】【吸血鋭牙Lv50】【根源(血)】【完全支配(血)Lv100】【支配(影)Lv26】【無限影Lv33】【植物操作Lv13】【操縛糸Lv10】【重力操作Lv100】【眷属創造Lv92】
【HPMP超強化Lv100】【物理超強化Lv100】【魔法防御強化Lv100】【器用さ強化Lv100】【運強化Lv100】【神体能力強化Lv100】【五感超強化Lv37】【頑強顎門Lv93】【反発弾性強化Lv32】【骨格強化Lv71】【機動性強化Lv61】【神力(封)】
【毒耐性Lv100】【麻痺耐性Lv54】【呪い耐性Lv31】【沈黙耐性Lv66】【暗闇耐性Lv1】【怒り耐性Lv11】【眠り耐性Lv1】【混乱耐性Lv60】【魅了耐性Lv38】【出血耐性Lv1】【気絶耐性Lv11】
【夜霧の執行者Lv100】【堅牢堅固Lv88】【茨鎧Lv58】【腐食鎧Lv55】【隠蔽色Lv82】【雨隠れLv42】【明暗順応Lv100】【回転Lv100】【遠心力Lv92】【韋駄天走Lv62】【悪路走行Lv50】【跳躍Lv37】【飛翔Lv100】【慣性制御Lv62】【暴飲暴食Lv100】【悪食Lv100】【貯蔵Lv100】【心眼開放Lv100】【精神統一Lv12】【適応Lv100】
【神炎Lv73】【氷炎Lv31】【水氷息吹Lv23】【土水息吹Lv20】【氷雷息吹Lv79】【岩炎息吹Lv21】【岩風息吹Lv65】【蒼炎息吹Lv73】【炎牙Lv66】【噴火Lv19】【熱血Lv50】【氷牙Lv26】【水流レーザーLv30】【氷結破砕Lv33】【冷血Lv60】【蓄放電Lv35】【電光石火Lv100】【疾風迅雷Lv100】【雷脚Lv100】【猛毒牙Lv90】【猛毒鎧Lv58】【猛毒触手Lv35】【猛毒墨Lv36】【猛毒生成Lv83】【猛毒血Lv100】【麻痺毒牙Lv36】【麻痺血Lv75】【奪声牙Lv36】【呪毒牙Lv36】【奪明牙Lv36】【狂戦士化Lv21】【発狂Lv10】【猪突猛進Lv77】【繭Lv18】【強靭絹糸Lv68】【魔力糸Lv57】【ドラミングLv10】【超圧縮Lv100】【念力Lv40】【射出Lv100】【虫翅Lv2】【白翼Lv76】【鋼鉄翼Lv16】【魔力翼Lv47】【炎翼Lv20】【浮遊Lv100】【珊瑚砲Lv55】【黒腐侵蝕Lv12】【粘体Lv51】【断熱体Lv43】【模倣Lv25】【感染Lv31】【再生Lv45】【超反応Lv100】【解錠Lv34】【呪詛Lv11】【暗闇の魔眼Lv40】【混乱の魔眼Lv12】【呪いの魔眼Lv66】【宝石創造Lv28】【鉱石創造Lv28】【水晶創造Lv28】【竜紋Lv28】
【鬼気Lv76】【黒鬼気Lv75】【竜王息吹Lv100】【竜王血Lv100】【竜王鎧Lv12】【炎竜鎧Lv1】【岩竜鎧Lv43】【竜翼Lv98】【精霊体Lv100】【魔王Lv100】【色欲悪魔Lv13】【色欲の大罪Lv20】【悪魔王翼Lv12】【聖王Lv100】【熾天使Lv63】【熾天使翼Lv71】【魔聖融合Lv100】【属性結合Lv88】
【機織りLv31】【糸紡ぎLv32】
【水中戦闘術Lv47】【掘削Lv18】【竜騎Lv71】【農家Lv100】【果樹Lv100】【稲作Lv100】【畑作Lv100】【花卉Lv100】【茸栽培Lv88】【畜産Lv100】【解体Lv71】【酪農Lv100】【羊飼いLv100】【養鶏Lv100】【養豚Lv100】【養蜂Lv42】【木こりLv58】【テイマーLv12】【精霊に愛されし者Lv30】【神獣使いLv32】【統帥Lv21】【言語学Lv100】【古代言語学Lv98】【現代言語学Lv100】【プリセット】【海神のお守り】
SP:-1019
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日曜日に頑張ったので、200以上のSPを増やしてはいるのだけど、それでもまだ五倍はある。
「先は長いなぁ」
「ハクちゃんも大変だね」
私の独り言にそう返してきたのは、私を正面から抱きしめているアカリだった。今は、私の部屋でアカリやメアリーが使う宝石、鉱石、水晶、糸を作り出しているところで、私にくっついているアカリはそれを回収しながらくっついているという感じだった。
「新しくスキルも取れないから、既に持ってるスキルを育てないといけないしね。後は、新しいモンスターを吸血して新しいスキルを手に入れるかくらいかな」
「ん? そう考えると、今のハクちゃんの状態って、普通のプレイヤーが陥ったら詰みじゃない?」
「確かにね。ほとんどのスキルを最大まで育てていたら、ほぼ確実に詰みだね。そう考えると、そこら辺の救済措置とかがありそう」
「そうだよね。クエストとかでSPを獲得出来るとかあるかも。後は、強制的に【吸血】を収得するとか」
「ほぼ嫌がらせに近いクエストじゃん」
「【吸血】を始祖まで育てた人が言う?」
「だからこそだよ。アク姉の創作料理よりも不味いし」
「まぁ、ハクちゃんみたいに我慢強い人じゃないと厳しいもんね」
アカリは私の膝の上から退いた。
「そろそろ大丈夫。沢山作ってくれてありがとうね」
「どういたしまして。お代はキスで良いよ」
「う~ん……ハクちゃんが色欲だった理由が、全部詰まってる気がする……」
そんな事を言うアカリの口をキスで塞いでから、私は桜エリアの神桜都市に転移した。そして、まっすぐサクヤさんのお城に向かう。途中でやっぱり呼び止められて、色々と買い食いする事になった。結構美味しいものが多いのがいけない。
サクヤさんのお城に来たら、お世話係の人がすぐに出迎えてくれた。
「こちらへ」
すぐに案内されていった場所は、サクヤさんの居室だった。
「いらっしゃい、ハクさん。こちらにどうぞ」
「お邪魔します」
お世話係の人は一旦下がって、お茶を持ってきた。その間に、私達は前に話した座布団とちゃぶ台のある場所に座る。
「また来て下さって嬉しいです」
「喜んでいただけたのなら、私も来て良かったです。ただ、今日はちょっとお訊きしたい事があって来ました」
「何でしょう?」
サクヤさんは、ニコニコとしながら私が話すのを待っていた。あまりお客さんが来る事がないから嬉しいのかな。
「サクヤさんの他に土地神様とかっているものなんですか?」
「いますね。基本的に辺境に住んでいる事が多いですから、あまり人前には出てこないでしょう」
「え? サクヤさんは……そっか。神桜都市自体が人前に出ないから……」
「はい。正解です」
辺境という事だから、これまでのエリアには土地神はいないと考えられる。今のところの最新のエリアに可能性があるみたいな感じかな。
「土地神を見つけるのは、無理そうですね。あっ、でも、深海でポセイドンさんに会いましたよ」
「ポセイドンさんに? あの御方がこちらに降りてくるのは珍しいですね……あっ、ハクさんの存在が気になったのですね。何やらおかしい雰囲気になっていますから」
「あはは……実際、その通りでした。【色欲の大罪】も得てしまったので、色々と気配が変わっているかもです」
「そうでしたか。変わらず、ハクさんのようで安心しました」
サクヤさんは、他の人……というか神とかとは、違う見方をしてくれるらしい。闇霧の始祖が、全く遠慮していないだけかもしれないけど。
「ポセイドンさんみたいに、急に降りてくる神様とかっているものなんですか?」
「ポセイドン様に関しては、自身が支配している海を汚されると思い降りていらっしゃったのだと思いますので、他の方々が降りてきてくださるかは分かりませんね」
「そうですか……最後に、サクヤさんが知っている土地神の居場所などは教えていただく事はできますか?」
「申し訳ありませんが、土地神同士で交流があるというわけではありませんので。お力になれず申し訳ございません」
「いえ、気にしないで下さい」
サクヤさんが知っていれば儲けものぐらいにしか考えていなかったので、全然構わない。
「そう言っていただけると幸いです。ですが、どうして土地神をお探しに?」
「実は、皆さんの力が精霊の進化に繋がると分かったので、せっかくなら皆を進化させてあげたいなと」
「なるほど、そういう事でしたか。お力になれれば良かったのですが」
「いえいえ、さっきも言った通り気にしないで下さい。自分の力で見つけるのも楽しいですから」
「そうです!」
急にそんな事を言って、サクヤさんが立ち上がった。
「うちの浴場で進化出来る方がいらっしゃるかもしれません! 試してみませんか!?」
「へ? いや、そんな都合良く……」
言葉が途中で止まったのは、キラキラとした目をしているサクヤさんを見てしまったからだ。このサクヤさんを見てしまっては、試さざるを得ない。
「じゃあ、やってみましょう」
「はい!」
うきうきなサクヤさんと一緒に浴場に移動した。浴場内は、絶対に着替えないといけないみたいなので、いつも通り水着に着替えて中に入る。サクヤさんは湯浴み着だ。
「それじゃあ、【召喚・エアリー】【召喚・ライ】【召喚・メア】」
三人ずつしか喚べないので、取り敢えず、まだ進化していない三人を喚び出した。
『お姉様、こちらは?』
「神桜都市にあるお城の浴場。皆は、ここから何か力とか感じない?」
『いえ、心地よい場所ではありますが、特別な力は何も』
『……』こくり
『う~ん……私はもっと陰鬱とした場所が好きだなぁ♪』
取り敢えず、三人は進化出来ないみたい。三人を帰して、今度はマシロとフラムを喚ぶ。
「二人とも、ここで何か力みたいなのは感じる?」
『ううん。力は感じないわ。でも、気持ちの良い場所ね』
『私も同じだ。良い場所だが、力は感じない』
「そっか。態々来てもらってごめんね」
二人もギルドエリアに帰す。これで判明したのは、神の力だけで進化が出来るわけではないという事だ。
「ここが一番力が溜まる場所だと思ったのですが」
「神様の力に加えて、それぞれの属性が絡み合う場所が重要なのかもしれないですね」
「なるほど。ただ神の力があるだけでは駄目なのですね。そうなると、本当に進化出来る場所は限られてきそうですね」
「はい。新しい事が分かって良かったです。提案していただいてありがとうございました」
「いえ、もう少し進展があれば良かったですが。せっかくですから、湯には浸かっていってください」
「あ、はい。いただきます」
お言葉に甘えて、またお風呂でゆっくりとさせて貰った。私の屋敷にあるお風呂も良いし、師匠のところの温泉も良いけど、やっぱりここはひと味違う。サクヤさんの力が満ちているからなのかな。私の中の聖なる部分が癒されているような感じだ。ここの湯を屋敷に持ち帰って、個人風呂にしたいくらいだ。
この後の事を考えたら、ここで身体を癒すのも良いな。
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