エピローグ 罪人少女と青空


 勢いよく扉が開く


「いえーい! こんにちはー! あなたのパートナーちゃんが会いに来たよー!」


「ん? おやおやぁ。どうやらその反応、あなたも私に会いに行くつもりだったねー? ざんねーん! 私のほうが早かったねー」


「というわけで、今日は私がリードする日だから! さぁ私の手を握りなさい!」


「……ふふふっ。いい握手だ。あなたの温もり、しっかり伝わってくるよ」


「ん? 今日のプラン? んー実はねー、特に決めてないの!」


「いいじゃんべつに! たまにはどこも目指さないで、ただ一緒に、外に出かけるっていうのも!」


「ふふっ。よし、じゃあいこー!」


 二人は施設の外に出る


「あっ。うわー見て! 今日の空! 雲ひとつ無い青空だよー! すごーい。きれーい」


「…………」


「……いつか、こんなきれいな青空の下を、二人で一緒に、自由に歩けるといいね」


 二人は手をつないで、青空の下を歩いて行った

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罪人少女と過ごす時間 恐竜洗車 @dainatank

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