二章

第30話 その名も、スチーム

しあんえんじは話し合う。

これからの事を。


「どうする?化け物と遭遇するかもだしうまく動けないよね」

「んーそうだな、朱はどうしたい?」

「僕は、もえぎ兄ちゃんを探したいと思う」

「しかし、あの傷だ…どこに行ったかもわからないしな」

「僕は思うんだ、あの塔に行けば会える気がする」

「あのでかい塔かよ?根拠は?」

「なんとなく」

「んーーーーーまぁ、じっとしてても変わらねぇし動くか」


2人はどうやら蒼を探しに、巨大な塔にいくつもりだ。


「化け物が問題だな、朱よ力の使い方を学ぶぞ」

「力の使い方?」

「そうだ、この目覚めた力を制御してさ、化け物に勝てるようにしよ」

「うん、たしかにそうだね。」

「そーと決まれば特訓だ!」

「あの力はなんていう?」

「スチームだ」


スチームを自在に使えるように特訓が始まる。

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