SF作品に対して持ち出す話題ではないかも知れませんが、日本には九十九神が居ます。
AIなんて影も形も無かった時代から、物に対し、魂あるものとして接して来た歴史があります。
私は日本文化のそんな所を気に入っています。
ぶっちゃけ、AIが自我を持つか感情を持つか、それを証明するかといった点には関心が無かったりします。
命が有ろうと無かろうと、人間が人間の為に作り産まれた彼等に対し、責任を持ち誠実で在れれば良いではないかと。
メルトも、久令愛ちゃんを愛するならそれで良いのだと思います。
機械だろうがなんだろうが、愛しく思ってしまったのなら、それに従ってしまえ、と、
ちょっと、自分でも何を言いたいのか分からなくて取っ散らかった文章になってしまいました。失礼。
作者からの返信
@kouyadouf様! いつもコメントありがとうございます!
素敵な考え方ですね。本来日本人の持っていた尊い思想と言うか想いが垣間見れた気がします。
とても共感させて頂けたこと、感謝します。
クレアちゃん健気だ…
ずっと一途だったんですねえ。
作者からの返信
ぽんにゃっぷ様! 更にこちらにも……とても有り難いです!
>クレアちゃん健気だ…
ずっと一途だったんですねえ。
→ そう思って頂けて安心しました。
人間なら、本当に自分の事を想ってくれてた人に気持ちを返したい、という事も有るかと思います。
そうした点で久令愛もその創生時からずっと大切にされて来たことを脳神経ネットワークが認知し続けてきて、それを人のように掛け替えのない事としてこの時の思考力は捉えられる迄になっていた、という描写となります。
感情(ココロ)があったら、それはもうロボットとは言えないですよね。人間と共存する新しい生命体として世間に受け入れられたら、倫理観とかも難しいことになりそうです。
メルトさんはクレアさんを選びましたが、美貴さんのことはどうするんでしょうか。
作者からの返信
#zenさま! いつもコメントありがとうございます!
>メルトさんはクレアさんを選びましたが、……
↪はい。久令愛を選んだ瞬間、『おかえりなさい』とメルトは言われました。そう、元々彼女はインプリンティングで刷り込まれていたのではなく、その愛は最初からメルトが想いを込めて種から育むように関わり続けた結果だったのです。そして久令愛はずっとこの時を待っていました。
>感情(ココロ)があったら、それはもうロボットとは言えないですよね。
↪正に愛情深く育てたことで心を通わせました。意志に反応するもの――――動植物――――と何ら変わらないところまで来たAIはかつて機械と呼ばれて生き物と分けて考えられていましたが、今は既にそうとは言えなくなっていますね。
>人間と共存する新しい生命体として世間に受け入れられたら、倫理観とかも難しいことになりそうです。
↪確かにこんな想いの募った存在が人と関わるのなら様々な物事が根本から変わりそうですね。
そんな久令愛の行く末を見届けて頂けたら幸いです。