異世界刑事・用語辞典

ら行

■ルネリス魔法学校

アカッシスの街から徒歩で3〜4時間程歩いた所にある魔法学校で、50年前の魔族との戦争で唯一残った学校。位置的には旧魔法都市外縁部に当たる。

入学資格は特になく、最年少で4歳からでも入学可。便宜上10歳までの生徒達は初等科、10歳以上は高等科とクラスを別けている。

初等科の間は自身の魔力を鍛え上げる訓練や魔法詠唱時に心が乱れない様にする為の精神修行・魔法文字（コモンルーン）の読み書きを学習する事が大半となる。高等科ではそれに加えて魔法の実践訓練と薬草学・精霊学・魔法具（マジックアイテム）生成学を学ぶ。

規則上校舎、寮内での魔法の使用は厳禁。

学べる魔法は四大精霊魔法の他、白・黒魔法の六種類。光・闇魔法は上位魔法の為教師陣でも扱える者はほとんどおらず、学習内容にも含まれていない。

卒業試験は指定されたダンジョンを単独で攻略する事。他者の手を借りる等違反行為のない様に首に記録アイテム「瞳のチョーカー」を付けておく。これを損失した場合は攻略の是非に関わらず失格となる。ただし、ダンジョンまでの行き帰り途中に他者の手を借りる事は可能。その場合、魔法学校に招待する決まりになっている。

卒業後はどこかの街のギルドに職業登録（ジョブエントリー）して魔法使いとして活躍する者が大半だが学校に残り研究員・教師になる事も可能。教壇に立たず、ひたすら魔法学の研究をする教授も中にはいる。

校長は特に定められておらず、教授陣による評議会が学校の管理・運営を行う。