第18話販売報酬300万円!

「アコギな商売やりやがって!」


その想いに占領された早坂藍は、力なく怒りさえもこみ上げてきて・・・。」


「1000万円クラスの仏壇売ったら報酬300万円やきね。」


パンパカパーン!「やりますッ!」


藍はガッツポーズをして雄叫びを挙げた。


「ホナ今から採用や!明日からやってもらうき。」そして、早坂藍の勤務先は鮮やかに決定した。


 ダケシコルの朝は早い。


午前六時半、出社したら即展示仏壇を拭き掃除し、店舗中央に設営してある浄土真宗のかなり大きい 仏壇に献花。


線香点火。


そして和蝋燭に点火後。


 盤若心経の読経。厳かな時が流れる。


  藍はこの時間が一番好きだった。


それが終わるとチョコパンと牛乳が支給される、朝食だ。


 朝食を終える時間にピーヒョロロリーン!


 役所から死亡速報のファックス送信がある。


 昨日の死者は26名だ。


役所は死亡者の住所と電話番号の掲載してある情報をファックスを送信する。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る