第8話アリの巣に堕ちた男!
最後の挨拶もそこそこに足早に部屋を飛び出し玄関アプローチに右足を着け思い切り良く足を蹴り左足を平板の切れ目の地面に着地させた拍子にフワリと身体が浮き真っ暗闇の洞窟へ落ちて行った!
ズザッ!
ゴロゴロズテーン!
「イテテテ!誰が開けたんだ、こんな所に!
藍に文句言ってやる!」
早坂藍がわざと大きな穴を開けたと勘違いした津山誠司は洞窟を出ようとしていた。
「ちょっと待って!」若い女性の声に反応した津山誠司は振り向くとギョッとした!
呼び止めた若い女は蟻だったからだ!
「虫かよ、俺に用か?」
チッと舌打ちしていた。
「彼女を泣かさないで。」
何を言っているのか分らず口を開けていた。
「ちゃんと彼女を観なさい。」
彼女?
人間?
誰?
「彼女の・・・。」
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