余命~もしも明日が人生最後の日ならば~
野口マッハ剛(ごう)
もしも、共感できる?
自分は毎日カップ麺を三食食べている。理由はお金がないからだ。部屋はテーブルの上がごちゃごちゃと書類が置きっぱなしである。自分はひとりぼっちの部屋でカップ麺を食べる。むなしい。
仕事らしい仕事は一応はしている。でも、生き甲斐ではなかった。自分の人生を仕事ですり減らしているようなものだった。仕事は楽しくなかった。
自分の余命はあとどれくらいだろうか。もしも、の話を自分で考える。余命があったら、一日一日を一生懸命生きれるだろうか。
自分はお母さんにスマホでメッセージを送った。お互いに元気にしているかのメッセージ。お母さんは元気だよ、そう返信をしてきた。
自分はあとどれくらい生きれるだろうか。むなしいことをまぎらわすために散歩に出る。暑い夏の夕方、遠くでセミが鳴いている。外の空気はムッとして蒸し暑い。歩道をあてもなく歩く。
学生時代の同級生はみんな元気だろうか。なんだか自分だけが離ればなれになったかのような感覚。みんな元気かな。
散歩して汗をかく。暑い夏の夕方。太陽を見つめる。自分がもしも余命があったとしても、これまでの人生の変化はないだろう。
帰宅して、しいんと静まり返った部屋は、また明日の仕事を思い出させる。テーブルの上のぐちゃぐちゃに置かれている書類。
余命、自分はあとどれくらい生きれるだろうか。命なんて、いつどこでどうなるかはわからない。
終わり😊もしも、共感できるものがあればコメントにでも✨ありがとうございます、読んでくださって😊👍️✨
余命~もしも明日が人生最後の日ならば~ 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo
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