第十六話 龍咆を叩っ斬る

パチパチパチ


血と臓腑をまき散らして海上を漂う重鉄鯨ペザロフェンテレーナ

その背には似つかわしくない、拍手の音が響いた。


黒鉄の背に転がるリベルは立ち上がる。

少し離れた鉄の鱗の頂上に、一人の男が腰掛けていた。


「見事なもんだ。しっかし、笑える戦い方過ぎんだろ。」

「なんかファビオがいる。」

「なんかってなんだよ。」


リベルの言葉に、髪を首の後ろで束ねている彼、ファビオは苦笑する。

腰を下ろしていた鱗から飛び降り、リベルへと歩み寄った。


年の頃は三十半ば。

背丈はリベルより50cmは高いだろうか。


束ねられたライトブラウンの髪は、肩より僅かに長い。

釣り気味の目は軽薄そうで、その内にある瞳は赤銅しゃくどう色だ。


白の半袖シャツに茶色の革ベスト、深い紺色のジーンズに黒のブーツ。

一見すると、それほど印象的な姿ではない。


だが彼には、他者とは大きく異なる特徴があった。


目じりから真っすぐ上、額から後ろ上方に向かって伸びる鋭い角。

そして角と同じ質感の、自在に動く長い尾だ。


どちらも髪色よりも更に濃い色で、表面は鱗に覆われている。

それらは、彼がただの人間ではないという事を示していた。


ファビオは龍の特徴を持つ人、龍人りゅうじんである。


寿命は人間や獣人とさほど変わらないが、その身体は圧倒的に頑強なのだ。

灼熱の溶岩も零下の北海も、彼らにとっては大した障害とはならない程に。


「で、なに?」

「いや、分かってるだろ。」

「わかんなーい。」


リベルは手を広げて、両腕を振り上げる。

分からないからお手上げ、のポーズだ。


そんな彼女の事を面倒臭がって、ファビオは溜め息を吐いた。


「帰ってこい。」

「や。」


彼の言葉を受けたリベルは、すぐさま首を横に振る。


「いいから帰れ。」

「いーやー。」


上半身を右に左に振って、彼女は不承諾を明示した。


「帰りなさい。」

「やーーーーーーーーーーーーーーーっ。」

「うるせぇ!」


リベルは長~~~~~~く拒否の言葉を放つ。

抑揚は無くとも力ある声、ファビオは耳を押さえた。


「もう良いだろ、こっちも面倒なんだよ。俺は帰りたいの。」

「ファビオ一人で帰れば解決。むふん。」


名案を提示して、リベルは腰に手を当ててふんぞり返る。

対するファビオは右手で顔を覆い、深~~~~~~い溜め息を吐いた。


「なーにが、解決、だ。それで良いワケがあるか。」

「ぶー、ぶー、ぶー、ぶー。」


解決案を却下されて、リベルは頬を膨らまして不服を申し立てる。

そんな彼女の頬を、ファビオは片手で挟み込む形で掴んだ。


「ぶひゅる。」


彼に潰された事で、口に溜まっていた空気が強制排出された。


「いや、わざとらし過ぎる、ガキかよ。」


呆れるファビオ。

彼の手から解放されたリベルは、かなり不満な様子である。


「俺は気楽に過ごしたいんだよ。お前が戻れば任務はそれで終わり。実に楽だ。」

「帰らなーい。」

「だから面倒なんだよ、まったく。」


諦めを見せながら、ファビオは肩をすくめる。


「で、だ。どうすりゃ帰る?」

「いや、分かってるだろ。」

「真似すんな、この野郎。」


ファビオの手が再びリベルの顔を掴む。

彼女は再度、ぶひゅる、と息を吐いた。


「はぁ~~~。仕っ方ねぇな、こりゃ。やるしかねぇか。」

「わーい。」

「喜ぶんじゃねぇよ。」


むにむにとリベルの頬を揉む。

うにゅあ、うにゅあ、と彼女は声を上げた。


「ま、運動かなんかだと考えりゃ良いか。」


リベルに背を向け、ファビオは少し距離を取る。

十歩ほど離れた所で、彼は振り返った。


軽薄そうな雰囲気は変わらない。

しかしその目は、他者を狩る龍となっていた。


「んじゃ、ま、やりますか。」


ニヤリと笑って彼は言った。

光が生じ、炎のように燃え上がる。


身を包むは、裾の長い白のトレンチコート。

その内は多数のポケットを持つ黒布のベストだ。


下は側面にポケットの付いた黒のカーゴパンツ。

足元を爪先に鉄板が入った黒のブーツが守る。


そして、彼の手には二丁の燧石フリントロック式ライフル。

火打石で点火を行う、火縄を使わぬ銃である。


白い木製の握り手と鈍色濃い灰色の銃身。

下ろした彼の手から、くるぶしあたりまでの全長だ。


右手に持つそれの銃口をリベルに向ける。

ファビオの全身からは、押さえきれぬ魔力が溢れ出ていた。


「聖殿騎士序列九位、ファビオ・フィアレーゴ。ま、ぼちぼちヤりますかね。」


やる気なさげに、しかし少しだけ楽しそうに。

龍の気を込めた弾丸が放たれた。


ダァン!

「っ。」


銃弾は真っすぐ、リベルが視認して回避できる限界の速度で飛来する。

咄嗟に顔を動かして、彼女はそれを躱した。


しかし赤い筋が一つ、リベルの頬からしたたる。

避け切れなかった事もそうだが、防御障壁を貫通したのだ。


「おっ、良く躱したな。眉間に風穴空けるつもりだったんだけどな。」

「そう簡単にはやられない。」

「はっはっは。その言葉、本当になると良いがな。」


ダァン!


会話の最中でもう一発。


意表を突く一撃だ。

リベルは大きく右へ跳び退き、鉄の鱗の影に隠れる。


軽薄な言動と態度で相手の油断を誘い、そして討つ。

騎士らしからぬ行為だが、誇りよりも実利を求めるファビオらしい攻撃である。


「おいおい、隠れんか?」


そう言いながら彼は、手にした二つの銃口をリベルが隠れた鱗に向けた。

一切の躊躇無しに、ファビオは引き金を引く。


バァン!


二つの弾が発射された。


重鉄鯨の鱗は大砲すら易々と弾く。

どれだけの硬度と速度があっても、鱗を銃弾で撃ち抜く事は出来ない。


それが道理、それが常識だ。

だがどんな事にも、例外というものはある。


二つの弾は鱗に衝突した。

と同時に鉄は赤熱せきねつし、溶岩のようにドロドロと熔け落ちる。


ファビオが放ったのは、銃弾ではない。

彼の魔力を弾として撃ち出した魔力だんである。


容易く鉄を貫いたそれは、裏に隠れるリベルを襲う。

が、そこに彼女はいなかった。


「てぇいっ!」

ぶおん!


いつの間にかファビオの背後に回り込んでいたリベル。

彼を一刀両断にしようと、振りかぶった斧を振り下ろした。


ずどぉんっ!!!

「おおっと、危ねぇな。」

「ちっ。」

「舌打ちすんな。」


ダァン!


回避と同時に、ファビオは弾丸を撃ち放つ。

至近距離からの銃撃だ。


武具の出現消滅が自在な聖殿騎士ゆえの、装填不要の銃。

だからこそ彼には隙が無く、どんな状態でも攻撃や反撃が可能なのである。


「あぶっ。」


斧の柄を握る手に力を込め、身体を斧へと引き寄せる形で無理やり移動させる。

弾丸は標的を失ってくうを穿った。


「とぉうっ!」


身体を斧へと引き寄せた勢いを使い、リベルは手を中心に下に弧を描く形で円運動。

両足を揃えて、槍の如くファビオへと蹴り掛かる。


どずんっ!

「ぐおッ。」


リベルの体重と円運動の勢いを載せた両足は、ファビオの胴体へと突き刺さった。

彼は衝撃を受けて、身体をの字に曲げる。


だが吹き飛ばない。

直撃の瞬間に僅かに後方へと跳んで、衝撃を和らげたのである。


「やるじゃねぇか。」


そう言いながら、彼は逆に片足で蹴りを見舞う。

その一撃は、遠心力を纏ったリベルの一撃を超える速度で彼女へと放たれた。


ドズンッッ!

「がふぅっ!」


ファビオの足が、メリメリとリベルの腹に突き刺さる。

さしもの彼女も苦悶の声を上げた。


そして、彼女は吹き飛ばされる。

背後の鉄鱗に衝突して、彼女は倒れた。


ファビオの蹴りは、彼ゆえに繰り出す事が出来る一撃だった。


背後へと跳んでリベルの蹴りの威力を削ぐ。

と同時に尾で身体を支えて引き戻し、銃弾の如く一撃を繰り出したのだ。


彼の得物は二丁の銃。

だからと言って、肉弾戦が不得手というわけでは無い。


いやむしろ龍人の強靭な肉体も相まって、近接戦闘の方が得手である。

ファビオはあえて、それを積極的に利用していないのだ。


「おい、終わりか?連れて帰るぞ~?」

「そんな訳無い。」


身体をバネのように跳ねさせて、リベルは勢いよく立ち上がる。

彼女の顔に諦めなど、欠片も浮かんでいなかった。


ぶわっ、だんっ!


一瞬彼女の周りに風が生じる。

それとほぼ同時に、彼女は鯨の背を蹴った。


風で身体を前に出し、空気の抵抗を減衰させる。

それによって最大限の速度を生じさせたのだ。


「おぉりゃっ!」

がずんっっっ!!!!

「おぐぁッ!!」


高速でファビオへと接近し、勢いが載った斧を振る。

刃は彼の腹に直撃した。


今度はファビオが吹き飛ばされる。

重鉄鯨の鱗を二枚三枚圧し折って、彼は鉄の瓦礫に埋もれた。


「終わり?」

「んなワケあるか。」


かなりの重量を持つ瓦礫を易々と蹴り飛ばし、ファビオは立ち上がる。

彼は余裕そうに、服に付いたゴミを払い落とした。


「こりゃ、殴り合いじゃケリが付かねぇか。」


おちゃらけた態度で笑い、肩をすくめて彼は言う。

だが、その目は決して笑っていない。


バサッ


彼の背から二つの翼が広がった。

龍の翼だ。


通常、ファビオの背にそれは存在しない。

彼が意図した時のみ、翼は顕現けんげんするのだ。


龍は尋常ならざる強き力を持つ。

彼らは魔獣よりも精霊に近い存在なのである。


他種族と交わり重なって、血が薄まった龍人もまたしかり。

力が薄まった事で消せぬ角と尾とは異なり、翼は自在に扱えるのだ。


翼で一つ羽ばたくと、ファビオは宙へと浮き上がった。

それに気付いたリベルは、再び彼へと突撃する。


「させない。」

ぶぅんっ!!!!


思いっきりの斬撃。

重鉄鯨の鱗が真っ二つになって、ガラガラと音を立てて崩れ去る。


しかしその中に、ファビオの姿は存在しなかった。

それを認識したリベルは空を見上げる。


そこには、悠然と羽ばたく彼の姿があった。


「残念だったな。」

「ぶーっ。降りてこーい。」

「はっ、やなこった。」


ニヤリと笑うファビオと、不満そうなリベル。

上空という優位を取った彼は、太陽を背にする形で彼女と対峙する。


「まぶしい、ずるい。」

「これも戦術、悪く思うなよ?」


二つの銃口がリベルに向いた。

彼の身に宿る魔力が銃身に宿る。


鉄を熔かした先の一撃など比較にならない程の力だ。

着弾すれば、鉄鱗どころか重鉄鯨の体も吹き飛んでしまうだろう。


リベルへ向けられた砲が鳴く。

その銃声は龍の咆哮の如く大空たいくうを震わせ、海原に響き渡った。


聖殿騎士、序列九位『龍咆りゅうほう』のフィアレーゴ。

龍の力をもって優位を取り、鉄と魔を放つ銃をもって敵を撃つ殲滅者。


空と大地、そして海原。

いかなる環境でも、彼の優位は揺らぐ事は無い。


二つの魔力弾は重なり混ざり、巨大な白き火球となってリベルへと襲い掛かる。

対する彼女は怯む事なく、斧を構えた。


「おおぉぉぉ……っ。」


リベルは龍を思わせる、低い唸りのような呼吸を行う。

総身の魔力を刃に纏わせて、それを青く光り輝かせた。


「でぇぇぇいっっっ!」


咆哮一閃。

横に振り抜かれた刃は、飛来した魔力弾と衝突した。


どっズガァぁぁァぁんッ!!!!!!!


高熱の衝撃波が周囲を破壊する。

重鉄鯨の背を焼き、鉄鱗を熔かして海へと滴らせた。


「むむむぅぅぅ、あぁぁっ!」


再びリベルは鳴く。

更に魔力が刃に乗り、遂には魔力弾に食い込んだ。


ずっばぁぁぁっっっ!!!!


二つに分かれたそれは、リベルを避けて鯨の体を焼き燃やす。

斧を振り抜いた彼女は止まらず、前へと踏み出した。


「とぉぉうっ!」

どばんっ!

「ぬおっ!?」


跳躍と同時に、魔法で足下に火と水を生じさせる。

二つが混ざり、急激に加熱された水が爆発した。


それを推進力として、リベルは滞空するファビオへ突撃。

まさかの行動に彼は驚きの声を上げる。


「おりゃぁっ。」

どごむっ!

「うご……っ!!」


銃弾のようにファビオ突っ込んだリベルは、自身の頭で彼の胸を突き刺した。

肺の中の空気を無理やり排出させられ、ファビオは苦悶の声を上げる。


「もう一回っ。」

「くっ。」


斧を出したリベルは、完全に体勢を崩したファビオへそれを振るう。

対する彼は、二丁の銃を手放して防御に徹した。


がギィっ!!!


金属がぶつかり合うような音が響く。

リベルの斧は、ファビオの手で防がれたのだ。


彼の手は、龍のそれへと変じていた。

剣を弾き、槍を折り、矢を通さぬ、鱗に覆われた鉤爪かぎづめの手だ。


だが、リベルは止まらない。

ここは空中、上にいる者の方が優位なのだ。


「でぇいっ!」

どっっがぁぁぁんっ!!!

「ぐっ。」


力を込めて、斧を振り抜く。

押されたファビオは、真っすぐ鯨の背に墜落した。


仰向けに転がった彼は、苦痛に顔を歪ませる。

ファビオの目に映るのは、ゆっくりと落下するリベルの姿だ。


「ちっ、中々やるな。まあ、ここは俺の負けで」

「もう一発っ。」

「ちょ、待ておま」


正装を解いたファビオ。

しかしそれに構わず、リベルは落下の勢いで斧を振る。


ずっどぉぉぉぉんっ!

「ぐっはぁっっっ!!!」


叩きつけた斧から手を放し、クルクルと空中を回転する。


すたっ!

「終わりっ。」


戦意の無い相手にも攻撃を加える彼女は、極悪非道な悪鬼羅刹である。






「お前、最後の一撃は余分だろうが。殺す気か。」

「ファビオは死なない、頑丈だから。」


滅茶苦茶な理論である。

がしかし、実際に彼は無事でほぼ無傷。


リベルの説は実証されたのだ。


「でも本気じゃない。」

「あ?」


彼女は不満そうにファビオを見る。

彼は本気で戦っていなかった、という指摘だ。


「本気だった、本気だった、ははは。」

「嘘だ。ファビオが嘘いてる。」


じとり、とリベルは疑いの目を向ける。

苦笑しながらファビオは目を背けた。


「本気を出せば、序列四位くらいのくせに。」

「俺は気楽に生きたいんだよ。」

「でも序列九位。」

「そーなんだよなぁ。ヒラの騎士で十分なんだがな。」


やれやれとファビオは肩をすくめる。

十二分な実力があるのに出していないのだ。


騎士団としては彼に、責任と任務をドカドカと載せたい思惑があるのだが。


「あ、負けたんだから手伝え。」

「だから、真似すんじゃねぇ。で、何をだ?」

「あれ。」


リベルが指さすのは、ボロボロのまま海を漂う元海賊船。

その積み荷は、村から奪い取られた物資である。


「あー、村に持ってくのか。」

「村を知ってるって事は見てただけ、性格悪い。」

「お前がいるなら手助けはいらねぇだろ。」


ファビオは空からずっとリベルを観察していたのだ。

おそらくは海賊に村が襲われた辺りから。


「まぁ手伝ってやるか。」


ばさぁ、とファビオは翼を広げる。

と同時にリベルは両手を上げた。


「ほい。」

「んだよ。」

「跳ぶの面倒めんどい。」

「ったく、しゃーねぇなぁ。」


両手でリベルを抱え、ファビオは空を飛ぶ。

暫しの空の旅ののち、海賊船へと着地した。


「空飛べるの、便利。」

「お前もやる気になれば出来るだろ、魔法で。」

「疲れるから、や。」

「俺の疲労はどうでも良いってか。」

「もち。」


当然だろう、と言った顔でリベルは頷く。

一発引っ叩いてやろうかとファビオは心の中で呟いた。


「あー、これを村まで持ってくって、どうするんだ?」

「いや、分かってるだろ。」

「止めろ、それ。」


また真似をされ、ファビオは眉間に皺を寄せる。

そしてリベルが言わんとする事を、悲しいかな、彼は理解していた。


「龍になって、持ってけってか。」

「そ。がんばれ。」

「はぁ、こき使いやがって。」


そう言って彼は飛翔する。

魔力が渦巻いた次の瞬間、そこには金色こんじきに輝く巨大なドラゴンがいた。


龍人の中でも限られた者のみ可能な技、龍変りゅうへんである。

重鉄鯨を凌ぐ巨体で海の中に着地したファビオは、とある事に気付く。


「その船、そのまま持ってく気か?」

「あ。」


船の甲板も内部も、リベルが無茶苦茶やった事で肉が転がり赤まみれ。

村に届けたら、ファビオが来た事も含めて村人は卒倒するだろう。


「掃除。」

「おう、頑張れ。」

「手伝え。」

「やなこった、何度も龍変すんの疲れんだよ。」


ぶーぶー文句を垂れながら、リベルは船の掃除を始めたのだった。

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