リュウとリトに10の質問

こちらは先日文学フリマで販売した「りゅうとりと まいにち」の中に掲載したものです。Twitterで読者様に質問を募集したので、お礼を兼ねて公開します。

書籍の方は一部を明日(9/13)ひつじのはねショップで販売します。以降はBOOTHにて後日販売予定です。





【リュウとリトに10の質問】


1.好きな食べ物や趣味は何ですか?


リュウ:しゅいーちゅ。

リト:即答だな……。俺は別に甘いモン嫌いでもねえけど、普通だな。無難に肉は好きだけど、好物かっつうと……。美味けりゃなんでも好きだぞ。

リュウ:じゃあ、りゅーも美味しいの全部‼

リト:あと、趣味なんか別にねえな。ああ、最近はお前のせいでスイーツと果物ばっか見るようになったわ。

リュウ:りと……優秀(輝く瞳)。

リト:ありがとよ(笑)


2.目標は何ですか?


リュウ:人とちて言語と文化の理解を深めゆこと。しょの後、せいかちゅの基盤をこうちくすゆこと――が、とうちょの目的。

リト:お、じゃあもう目標達成か? 新たな目標が必要だな!

リュウ:もう、ある。りとの、相棒になること。

リト:ふっ……そりゃ、遠い目標だな?

リュウ:遠いない‼

  

3.最も大切にしているものは何ですか?


リュウ:りと。あと、次点でぺんたと、剣。

リト:……ありがとよ。次点がそれなら、まあ……その位置には居てえな。じゃあ、俺もお前ってことになるか?

リュウ:りと、はじゅかしい?

リト:見んな、言うな、馬鹿! サラッと言ったろうが!


4.もし魔法が使えたら、何をしたいですか?


リュウ:りゅー、冷やしゅ魔法覚える!

リト:お前なら簡単だろうな。周囲に被害を及ぼさねえようにだけしてくれ。けど、なんで氷魔法なんだ?

リュウ:しゅいーちゅ、ちゅくるのに冷蔵庫、冷凍庫なない! りゅーが、代わりになる!

リト:すげえ熱意だな……。俺は何だろな、今使えねえ魔法ってことだろ? ファエルの冬眠魔法とか…………。

リュウ:りと、大丈夫。そんなこと、ちなくて大丈夫。一緒に、のよい解く。

リト:……っ! 聡いんだよてめえは‼ 恥ずかしいわ!

 

5.最大の恐怖は何ですか?


リュウ:りゅー、怖いない。たぶん。

リト:今が、一番怖い。

 

6.お互いのイメージは何色ですか?


リト:んー? 柔らかい白っつうか、朝の光みてえな? あと、柔らかい緑?

リュウ:それ、りゅーの髪と目々のいよ。いめーじなない。

リト:そ、そんなことねえよ⁈ 白だよ、お前は白! まっさらな魂の色だ。そう言うお前はどうなんだよ、俺のイメージってなんだよ。

リュウ:りとは……金いよ金色

リト:は⁈ なんでだよ? どっちかっつうと暗い色だろ?

リュウ:知やない。でもそう、ももう。

リト:意味がわかんねえよ……。


7.得意なことはなんですか?


リュウ:でーたの取い込み。記憶すゆこと。

リト:お前のは驚異的だもんな。俺は、得意っつうか……戦闘くらいしかできねえかも。けど、これもなあ。そりゃこの年月戦ってくりゃ誰だって強くなるわ! むしろ、この程度でしかねえんだよな……。

リュウ:じゃあ、りゅーはりとよりちゅよくなる。

リト:ふっ……! そうかよ。


8.サバイバルする時に何を持って行きますか?


リュウ:ないふ、火打ち石/まっち、鍋、水/浄しゅい器、ふぁーしゅとえいどきっと。

リト:……お前、カンニングしたろ? なんだよマッチとかファーストエイド何とかって。

リュウ:カンニングなない。りゅーの知識。

リト:まあ、そう言やそうか。つうかサバイバルって普段通りなんだけどな? 今身につけてるモンってことだろ? 剣、ナイフ、収納袋、食料、水だろ。

リュウ:収納袋、ずゆい。


9.他のキャラクターに対してどう思っていますか?


リト:他? 他ってなんだ? ああ、ペンタか? 可愛いし、あんなちっこいくせに頼りになるヤツだと思ってるぞ。

リュウ:ふぁえるは?

リト:ああ……。うるせえインチキガエル。

リュウ:りゅーはぺんた、しゅごく可愛いとももう。りゅーが、守ったえる。ふぁえるは……魔法をおちえてくれるなら、一緒にいる。ちょっとやかまちい。


ラザク:……チョットチョットチョットォ⁈ ラザク、待ってたよ⁈ イイコで待ってたよ⁈なんで小動物とゲテモンの後なの⁈ と思いつつ待ってたのにまさかのどスルー⁈ 日々せっせとお食事作って、こんなに健気なのにぃ! ほら、言え! じゃなきゃ明日からの味付けをリト並にしてやんよぉ!

リト:うぜえ……。

リュウ:うざく。でも、ごはんは美味しい。

ファエル:ふんふん、我の分析によれば……思春期の母と子の関係って所と見た!

リト:違ぇえわ‼


10.どんな時に一番幸せを感じますか?


リュウ:……。(おもむろにリトの膝に乗り上げ、首へ腕を回してしがみつく)

リト:……どうした?

リュウ:今。これ、しわわせ。

リト:だから、お前は……‼ もう少し、手加減しやがれ!

リュウ:りと、しわわせなない?

リト:うっ……! ぐっ……‼ だからっ……! 合ってる! それで合ってる‼ 

リュウ:?

リト:(幸せだ、つってんの)

リュウ:りと、声ちったい……。

リト:精一杯だわ、ばーーか‼

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る