第9話 道具屋
村長に言われた通り、出発前に道具屋を訪れた。
キルトのおかげでお金はいっぱい持っていたので、いい感じの防具と武器を手に入れる。
「おれ別に棍棒とかでもいけるんだけど。」
とキルトが言った。
キルトが武器を必要としていないのは、戦いを見てすぐにわかった。
剣を一応振りかざしてはいるが、実際は、剣を振りかざすと同時に鋭い波動で魔物を切り裂いている。
剣はポーズにすぎない。
だが、仮にも「勇者」ともあろう者が、いつまでも旅人の服に初期の剣ってわけにはいかないだろう、とキルトを説得した。
それに、オレには普通に防具も武器も必要だ。
「魔物」役のオレだけ装備を身に付けてるのも変だろ。
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