不安
あき
不安な顔
それはとても不安な顔をしています
ソレの前では少なくとも5メートル以上の距離を空けてください
ソレの前で不安という感情を抱いてはいけません
しかし、人間を含め意識のある生命は潜在的に心の奥に不安を抱えているため抱かないことはは不可能です
ソレの半径5メートル以内で不安を抱くと瞬時に「不安」の感情が増大し重度の精神汚染に陥ります
精神汚染に罹ったものの半径5メートル以内にいるもの汚染されたものと同じ症状に陥ります
汚染症状
重度の不安障害に陥ります
* 動悸がする、心拍数があがる
* 汗が出る
* 体が震える
* 息切れがする、息苦しい
* 窒息感を覚える
* 胸が痛い、胸苦しさがある
* 吐き気、おなかの苦しさ
* めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ
これらの症状は汚染から約5分で発症します
さらに5分後全身から激しく出血し、身体中を掻きむしり始めます
皮を剥ぎ肉を抉り最終的には明らかに生命活動が維持できない状態になってもこれらの行動を続け、「不安な顔」をして辺りを歩き回り、なりふり構わず助けを求めに行きます
この時やはり半径5メートル以内にいると同じ症状に陥ります
ソレは歩き回ったとき、または初期段階に近くにいた生命に対して「不安な手」を使用し、不差別に殺戮を始めます
理由は解明されていません
不安な手は蒼白い肌をし、肉が爛れています
様々な大きさがあり、赤子ほどのサイズで足元から這い出し体を千切ったり、2メートルほどの大きさで握りつぶす、押しつぶすなどの行動が見られます
また、不安な手によって殺された者はその場に留まり汚染者と同じ効力が発揮されます
出現条件は極めて緩く、不安を抱くものが多い場所に出現します
いつから発生してる事象なのかは特定できておらず、発見できた手がかりはメソポタミア文明の跡地で見つかった石板からその存在が確認されているとともに、アステカ文明のテスカトリポカは「不安な顔」だとも言われています
(主に捧げられた血液と心臓に生命エネルギーが詰まっていたからだと思われる)
不安 あき @08010526
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