第8話 神代ルーア文明文字
ひとまず、永久とはいかなくても、スキルが好きに使えるというのは大問題だ、ということだ。誰が何を言おうと、勝ち取らないといけない。龍語?もめっちゃ気になるけど、とりあえず俺は、みんなに向けて口を開く。
「これから先、川上だけじゃない。ここにいるみんなが、スキルを使おうとする度に俺が近くにいないといけない、とか文字を読んでもらわないといけない、なんてことが続くと、マジで動きづらい」
「確かに……」
「どうにか…できる?」
「そこで、なんだけど。今、凄いシステムを見つけたんだ。そいつがOKさえしてくれたら、俺が一時的に、、だけどそいつのスキルを扱えることができるようになるっていう。自分でスキルが使いたい奴からすればたまったもんじゃないかもしれないが、、実際にこれがあるとすごく便利なんだ。許可してくれるやつはこれからのスキルチェックのときに言って欲しい」
「俺はいいよ。だってこれ.........そうしないと使い物にならないでしょ。」
最初に名乗り出たのは、当然の事ながら川上だったが、結局俺についてきてくれた奴は全員許可してくれた。ひとまず【一時的】にしておいた。仲間…だし。
まとめると、『看破』、『魔法適正(中級)』、『家事』、『冒険家』、『狩人の直感』、『概念魔法(刻)』、『精霊の祝福』、『狂乱怒濤』、『再現魔法』、『魅惑の所作』と、若干気になるものもあるが結構いい感じではあったんだけども.........。
◇
「「「……。」」」
「は、はぁ?ど、どうした急に.........」
「嘘が下手」
「い、いや、だから……」
「どうなの?」
「本当に?」
――何でこうなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます