第4話 ...もちろん、これで
女神がやらかした。クラスメイト全員「言語理解」無しで突っ込ませる神ってこれまでいたのか!?ってか、いていいのか!?……まぁ悩んでる場合じゃない、か。もちろん…………
「……とりあえず、「言語理解」にします」
「何をそんなに落ち込むことが……、!ああっ!」
女神の声たっか……耳がキーンってしたんだけど。
「どうしましょう!?このままだと貴方達は!!」
「今から配るってことは出来ないんですか?」
「すみません.........干渉値というものが必要なんですが……もう、使い切ってしまっていて……えっと、それで……今溜まり始めている分では、全員に配るには到底足りなくて…………」
「大丈夫ですよ。そんなに心配しないでください。まぁ、俺はこのスキルを選ばざるを得なくなりましたけど、通訳すればいいだけですし」
「なんてお優しい方なんでしょう……でも、何もしない、という訳にはいきません。これは私からのせめてものお詫びです。受け取ってください」
ふむふむ。スキルが与えられたようなんだけど、「言語理解」以外に『話術』、『
というか――――
俺だけ『言語理解』持ってるってことは、俺がクラスメイトを操れるってことだよな?
でも、それよりも胸が高鳴るのは…日本に帰ったあとに英語が出来るようになること!!ガチで嬉しい!俺英語全然出来んのよ…。
あれ?というか干渉値は何に使って無くなったんだ?
「ありがとうございます。ところで…」
「本当にごめんなさいね。では、この世界を楽しんで」
俺の話は聞き入れられる事なく、俺の視界は白く染まった。
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『言語理解』・・・所持者が認識する全ての言語、あるいは言語に準ずる記号を理解し、使用、解読・翻訳や聞き分け等が可能。
『話術』・・・コミュニケーション能力の昇華。気品のある立ち振る舞いが身につく。練習に応じて他人の声帯模写することが可能。
『初速支援』・・・所持者のLvが30未満の時有効。アイテムドロップ率+40%、経験値吸収率+40%。スキル習得率+40%、スキルLvが上がりやすくなる。結構ぶっ壊れ。スキル選択枠には存在しない。
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