二度目の高校選手権

12月3日 選手権特集号

■高踏高校(2年連続2回目)

(チーム紹介)

 昨年、初出場でベスト4まで進出。怒涛の旋風を巻き起こした県立高校が数段パワーアップして全国に戻ってきた。

 ハイラインからの猛烈なプレスはそのままに世界に衝撃を与えたニンジャシステムも確立。こと攻撃力に関しては今大会のみならず高校サッカー史上最高との評価も。

 代表戦の消耗は気になるが、県予選を代表抜きで勝ち抜いており、全員が戻らなくても戦術・戦力ともに全国屈指、今大会は頂点を狙いたい。


(選手紹介)

 ① 鹿海優貴

 世代最強の攻撃的GK。

 シュートストップの能力には疑問符がつくも、圧倒的な守備範囲とキック能力でシュートを打たせない。


 ② 曽根本英司

 左サイドのスペシャリストは健在。

 予選ではフリーキックからの得点もあげ、守備だけでなく攻撃面も成長している。


 ③ 石狩徹平

 俊足を生かして後方のスペースをカバーする。

 課題のフィード能力も改善。戦術理解の高さでレギュラーを脅かしたい。


 ④ 林崎大地

 正確な展開力をもち、冷静さをもつ攻撃的CB。

 ハイテンポな高踏では司令塔的な役割も担う。競り合いに若干の弱さがあるのが唯一の難点。


 ⑤ 颯田五樹

 粗削りな昨年から飛躍的な成長を遂げ、大会最注目の選手の1人に。

 左右両足で様々な角度・距離からシュートが撃てる。同僚瑞江との得点王争いも?


 ⑥ 陸平怜喜

 インテリジェンスに溢れた中盤の要的存在。

 守備では絶妙なインターセプトを連発し、派手なプレーはないがパスミスはまずない。


 ⑦ 瑞江達樹

 昨年の得点王。攻撃面で違いを作り出すのみならず、守備やプレスも得意。

 前を向いた彼を止めるにはファウルしかない。


 ⑧ 稲城希仁

 驚異的なプレッシング能力には世界も脱帽。日本優勝の立役者となった。

 連戦に耐えうる体力の強さも武器で背番号も一桁に。


 ⑨ 園口耀太

 メインは左サイドバックだが、攻撃的なポジションもこなせる。

 技術は一級品。走力は標準だが思考スピードが早く、相手に走り負けることはほとんどない。


 ⑩ 浅川光琴

 打開力に優れたFW。

 セットプレー時からの得点力が高く、拮抗した展開では頼りになる。


 ⑪ 立神翔馬

 対戦相手の左サイドに絶望をもたらす存在。

 必要とされる能力を全て満たすのみならず、破壊的なセットプレーも持ち合わせる


 ⑫ 須貝康太

 鹿海と水田が目立つが、高水準の守備能力をもつ。

 昨年準々決勝の弘陽学館戦ではチームの救世主となった。


 ⑬ 聖恵貴臣

 今年はほぼ丸々成長痛で棒に振ったが、ここにきてようやく落ち着いてきた。

 短時間なら十分戦力になる存在。


 ⑭ 司城蒼佑

 ドリブル、パス、シュートを高いレベルで併せ持つ。

 高踏でなければ十分エースを張れる存在。何とか試合に出たい。


 ⑮ 武根駆

 チーム一の高さを誇るセンターバック。

 代表に選ばれなかった悔しさを全国で晴らす。


 ⑯ 戸狩真治

 押しも押されもせぬスーパーサブだが、代表で骨折。

 序盤戦は離脱が濃厚。どのタイミングで戻ってこられるか。


 ⑰ 芦ケ原隆義

 絶妙の飛び出しから正確なシュートを放つ。

 今年も予選では活躍した。全国でもゴールラッシュを期待したい。


 ⑱ 道明寺尚

 左足のフィードは一級品。

 走力に若干不安があるが、高い戦術遂行能力でカバーする。


 ⑲ 篠倉純

 懐の広さを更に磨いて、今やJも注目する存在に。

 ポストプレーとチャンスメーク能力は証明されているが、もう少しゴールが欲しいか。


 ⑳ 鈴原真人

 小刻みにパスを繋ぐ中盤のダイナモ。

 代表不在のチームの中で主将としてチームをまとめあげた。


 ㉑ 南羽聡太

 野球から転向してきた変わり種。

 レギュラーは厳しいが、マルチロールとして貢献できる存在に。


 ㉒ 久村護

 激しい守備には高い評価、DFもMFもこなせる。

 攻撃面はやや物足りないが、普通のチームなら十分に大黒柱級。


 ㉓ 櫛木俊矢

 技術は粗削りだが、見た目に似合わぬ創造的なプレーを展開。

 当たり負けすることはまずなく、滅多にない劣勢の展開では頼れる存在に。


 ㉔ 水田明楽

 県予選決勝ではPKを3本ストップ。圧倒的な強さを見せつけた。

 それ以外のポテンシャルも絶大で将来の代表候補。


 ㉕ 神津洋典

 見た目と裏腹に強烈なフィジカルをもち、競り合いに負けることはほとんどない。

 その他の能力も高水準で、1年ながら林崎のパートナー最有力候補。


 ㉖ 弦本龍一

 正確なショートパスを繋いで中盤にリズムを作る。

 中盤の選手としてはもっとも司令塔適性が高い。


 ㉗ 加藤賢也

 巧みなステップを生かしたドリブルは全国でも通用しそう。

 そこからの展開で成長を見せられればスーパーサブに名乗りをあげるかも?


 ㉘ 神田響太

 両サイドバックともこなせ、俊足も光る。

 期待の一年だが、レギュラーとして起用されるには武器が欲しいところ。


 ㉙ 戎翔輝

 前線のポジションならどこでもこなせる。

 体力に難点ありも気づいたら決定的な仕事ができるポジションにいる。


 ㉚ 神沢功志郎

 高さと強さは全国でも通用しそう。

 神津、武根の壁は高そうだが、経験を積みたい。


 監督 天宮陽人

 昨年の選手兼監督の立場から監督に専念。既に世界的な評価を高めており現在サッカー界でもっとも注目される存在といってもいい。世界のタイトルも手にし、残るは高校タイトルのみ。

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