【番外】一年編あとがき
ということで、一年編が終わりました。
「新人戦とかインタビューはどうなったんだ?」と思われた方も多いかもしれませんが……
はい、バッサリ省略しました。
新人戦ですが、既に県大会で優勝していて、他チームの3年がいない状態ですからね。
これは基本勝って当たり前で、正直深戸学院も鳴峰館も諦めていると思います。
そうなると、虐殺的な試合続きでもつまらないところはありますので、もう試合自体省略しました。こちらは当然のように優勝していて、二年総体予選は準決勝からの出場ということになります。
一方の取材なりインタビューですが、これも正直、型通りの話をするだけです。
あえて書くほどのものでもありません。
書く側が「うわ、だるぅ」と思う話が読む側に面白いとも思えませんし。
ということで、両方ともバッサリ省略しました。
で、省略といいますと……
実は個々人のエピソードも3年くらい前に別サイトであげた初期版には大分入っておりました(今でもデータは残っていますが)。
中学時代のボクシング無双の希仁と翔馬の鬼フィジカル組の並んでのジョギングとか、陽人と陸平がゲームやっていたり、陸平が中学時代にコーチに切れていたり。
あと、園口が最後の望みを高踏の藤沖に抱く話なんかも、実はあったりするのです。
地味~に、櫛木と南羽の他競技組(希仁もだけどこっちは能力が別格過ぎるので)が苦労する話なんかもあったりしたり。
ただ、最初にそれをダラダラ続けると、いつまでたっても話が進まない。初期バージョンでは中学の頃の話まで入れていたので4月第一週で数十話くらい続くことになって「結局、何の話なんだ」となっておりました。
実際、昔のものはあまり反応もよろしくなかったというのもあります。
なので、今回カクヨムで始めるに際しては「基本は陽人を中心にした『ドカベン』のようなスタイルで、他の話は必要最小限だけ入れる」ことにしました。
その結果として、1年生チームが強くなっていくという形は明白になり、他サイト版よりも反応も良くなりました。
一方で個々人が見えなくなったのは否めません。
特に顕著なのがマネージャー陣で、ほぼモブキャラ扱いになっています。
実は卯月には結構ダークな設定があり、高梨は授業では陽人の隣の席にいて本来こっちがヒロイン格だったはずですが、そんな話は存在すらしていません(^_^;)
それでもまだ出ているだけマシで、実際にはもう2人マネージャーがいたけど、そちらは出る暇すらなくなってしまいました……。
そんな感じでほとんどの人物の話が削られていく中で、当初はいない子だったのに出てきたのが大会マネージャーの佐久間サラです。
最初は特別大きく触れるつもりもなく、「そういえば大会マネージャーいたな」くらいで出したのですが、敵なのか味方なのか分からない謎ムーブをしはじめて、「おまえは白木葉子か」みたいなツッコミを内心でしておりました。
当初は予定のなかった。二年下の選手の姉ということにしましたが、今後大人しくしているのか、あるいはまた謎な動きをするのか……、書いている本人にも分かりません(笑)
一年編は総体参加なし、リーグ参加なし、選手権は全国四強という結果でした。
二年では総体、リーグ戦という新しいものも出てきます。
まあ、リーグ戦は多分ほとんど出てこないと思いますが(^^;)
いきなり全国に名前をとどろかせた高踏高校が、今度はマークされる中で色々な大会に臨むことになります。
そこには新戦力となる新一年も入ってきましたが、一方で既に完成したチームと新一年とを融合していかないといけないという新しい課題が待っている。しかも新一年の中にはグラウンド作ってくれた会社社長の息子もいれば、ジュニアユースのエース候補だったのまでいると、多士済々。
融合も大変、しかも包囲網があるのでよりコンセプトを進化させないといけない。
果たしてそんなことができるのか、という中で進んでいきます。
ちなみに二年編に向けて早くも一つ誤算があって、選手権って前年に四強まで進んだ都道府県チームは翌年自動的にシードされます。
二年編は初戦で北日本短大付属と当てて(と書く時点で全国には出るとネタバレになりますが[笑])、そこで新必殺技ならぬ新戦術をぶつける予定だったんですが、これがルール的に無理なんですよね。
そこはまあ、ちょっと考えるところではあります。
ということで、一年生は終了、明日からは二年編が始まりますが、一つの節目ではありますので。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
二年編もよろしくお願いします。
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