第103話 アリアの手記13
〇月△日
体がゆさゆさと揺らされる。
違和感を覚えて起きると私は裸だった。
アレンとしてそのまま寝てしまったことを思い出す。
急いで体を洗いに行った。
朝食を2人で食べて雑談をする。
道場の前に向かうがまだユーリさんも不良の先輩達も来ていなかった。
私は真剣に素振りをする。
しばらくするとユーリさんと不良の先輩達がやってきた。
ユーリさんがアドバイスをくれる。
少しでも遅れを取り戻すために私は素振りを頑張った。
途中不良の先輩2人が道場の門を出ていった。
ユーリさんが休憩を指示する。
久しぶりに素振りをしているからか思ったより体がきつかった。
門を出ていった不良の先輩達が戻ってくる。
飲み物とフランクフルトを買ってきたようだ。
不良の先輩達はユーリさんを囲むように立っている。
私も不良の先輩達に呼ばれた・・・。
何をさせようとしているのかわかった。
不良の先輩達はアレンから見えないように体で壁を作っている。
ユーリさんはフランクフルトを咥えさせられていた。
私も同じようにするように言われた。
不良の先輩達は盛り上がっている。
不良の先輩達は我慢できなくなったのかユーリさんに何かを言っている。
ユーリさんは私の方を見る。
最初は渋っていたユーリさんだが暴走される方が怖かったのか最後には頷いていた。
数人の不良の先輩達と共に溜まり場に移動する。
ユーリさんと私は瓶に入っている液体を飲まされた。
体に異変を感じ飲まされたもののせいか我慢ができなくなる。
私は途中から意識がなくしてしまった。
夕方になり何とか意識を回復した。
ユーリさんの話ではめちゃくちゃなことをされていたらしい。
ユーリさんに支えてもらいながら母屋に戻る。
私は食事を食べ泥のように眠ってしまった。
〇月◇日
私はアレンより先に目を覚ました。
体をしゃっきりさせる為に井戸で水浴びをする。
アレンも起きてきたようで朝の挨拶をした。
アレンに体に何か痕があると指摘された。
自分の体を確認したら確かに痕があった。
以前、見たことがある痕だったので落ち着いて対応できた。
犯人は不良の先輩達だろう。
私は痕を隠すように母屋に戻った。
朝食を食べて修練の為に道場の前に移動する。
まだ、誰も来ていなかった。
しばらくして不良の先輩達がやって来る。
ユーリさんの姿がなくて心配になり不良の先輩達の溜まり場に向かった。
ユーリさんの惨状は酷い物だった。
ユーリさんを何とか起こして体を一緒に洗う。
不良の先輩達に思わず文句を言ってしまった。
ユーリさんはそれを止めてくる。
私は不満に思いつつも素振りをする為に離れた。
今思えば不良の先輩達に逆らうなんて馬鹿な真似をするべきでなかったのだ。
アレンと不良の先輩の1人が道場の門を出ていった。
その直後、私とユーリさんは不良の先輩達に囲まれ溜まり場に連れ込まれた。
また、液体を飲まされる。
体に異変を感じその後の記憶は私にはない。
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