第102話 アリアの手記12
〇月〇日
目が覚める。
抱きついて寝たせいでアレンの体温を感じる。
私はアレンに寝顔を見られていたようで恥ずかしかった。
朝食も食べ終わりアレンと別れて不良の先輩達の溜まり場に向かった。
この日もずっと犯されるのかと思ったらアレンと修練していた不良の先輩がやってきた。
騎士になったユーリさんが訪ねてきたらしい。
私は体を洗ってからユーリさんの元に急いだ。
久しぶりにあったユーリさんは元気そうだ。
でも、水晶に映っていたユーリさんが思い出されてどう接していいかわからなかった。
ユーリさんが気遣ってくれているのがわかる。
遠回しに不良の先輩達に何かされていないか探っているようだった。
アレンも近くにいるので私はのらりくらりと質問をかわした。
ユーリさんは私と話しながらもアレンにアドバイスをしていた。
話も落ち着いて私はユーリさんの指導の元、素振りをした。
不良の先輩達はユーリさんにいいところを見せたいのか真面目に素振りしていた。
アレンがユーリさんに褒められていた。
自分のことのように嬉しい。
休憩をしている不良の先輩達にユーリさんが活を入れていた。
アレンには聞こえていないみたいだったがユーリさんが不良の先輩達に頑張ったらご褒美をやるといっていた。
この日はユーリさんのおかげですぐに母屋に戻れた。
2人で食事をして雑談してからすぐに眠った。
〇月×日
私は久しぶりにぐっすり眠れて疲れがとれていた。
2人で食事をとり自然とユーリさんの話になった。
昨日、聞いたところではしばらくユーリさんはこの街に滞在するとのことだった。
アレンと2人で修練の為に移動する。
道場の前にはユーリさんと不良の先輩達が修練をはじめていた。
ユーリさんがアレンにアドバイスをしていた。
アレンはアドバイスに従ってジャンプをしていた。
私はそれを見ながらユーリさんに指導してもらう。
休憩に入るとユーリさんは私とアレンに飲み物を買いに行くように指示を出した。
道中手を繋いで歩く。
まるでデートみたいで嬉しかった。
お店につき飲み物を買ったがアレンは重い物を持たせられないと1人で持ってくれた。
その優しさが嬉しかった。
道場についたがユーリさんも不良の先輩達もいなかった。
私はアレンに待っててもらい不良の先輩達の溜まり場に向かった。
予想はしていたけれどユーリさんと不良の先輩達は諸事の最中だった。
不良の先輩達は混ざるかと聞いてきたが断った。
ユーリさんが待たせるのは悪いからと強引に打ち切り全員でアレンの元に向かった。
アレンは全身に汗をかいている。
飲み物を配るのは私がした。
飲み物を飲み終えたユーリさんはアレンの為に剣舞を舞いだした。
私は何度かみたことがあるがアレンは夢中になってみていた。
ユーリさんは水晶をアレンに渡していた。
中には剣舞の映像が録画されているようだ。
ユーリさんの指示で修練に戻る。
ユーリが不良の先輩達を扱うコツをアレンに言っていた。
私が思うに体を差し出しているのだろう。
だけどユーリさんの相手をする為に私は解放されていて何とも言えない状況だった。
アレンの方を見れば剣舞の練習をしているようだ。
夕方となり修練が終わる。
私は二重の意味でユーリさんにお礼をいった。
アレンと母屋に戻り体を洗う。
私はすっかり不良の先輩達に見られ慣れて普通に服を脱いでしまっていた。
アレンは興奮したようで相手をする。
アレンにされるのは全然嫌じゃなかった。
ユーリさんがいる間、夜の相手はしなくていいとのことだった。
アレンと2人、水晶の中で舞うユーリさんを見ていた。
アレンにユーリさんをどう思っているのか聞いてみた。
私への想いをアレンが語ってくれた。
私もアレンへの気持ちを伝える。
自然と結ばれてそのまま眠りに落ちた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます