第101話 アリアの手記11
〇月□日
幸せな気持ちで目が覚める。
私はアレンに抱きついて寝ていたようだ。
寝顔を見られていたようで恥ずかしい。
おはようのキスをして朝の準備に取り掛かった。
朝食を食べ、雑談をして嫌なことを全て忘れる。
でも、時間は刻々と過ぎていく。
2人で不良の先輩達の溜まり場に向かう。
今日も振動する棒を装着させられた。
数を繰り返すごとに嫌な気持ちが薄れていくようでそれが怖かった。
今日も道場の前で素振りをする。
不良の先輩達はそれを見て楽しんでいる。
途中でアレンが倒れたと聞いて慌ててかけつけた。
振動する棒は外していいと言われたので外してからアレンの様子をみる。
規則正しい息をしているが目が覚めない可能性もあると言われた。
私は目が覚めることを祈って膝枕をしていた。
アレンが目を覚ました。
ほっとする。
不良の先輩が無の境地を使いすぎるなよと忠告して溜まり場に戻っていった。
こうなったのは秘伝書を渡した私が悪いのだろうか。
2人で母屋に戻る。
夕食を食べて私は不良の先輩達の元に向かった。
アレンのことは心配だけど不良の先輩達の相手をしなければ何をされるかわからない。
解放されたのはかなり時間が経ってからだった。
母屋に戻るとアレンが外で倒れていた。
必死に呼びかけると反応があった。
私は思わずアレンのことを抱きしめていた。
アレンを何とか運び寝かせた後、私は不良の先輩達を呼びに行った。
今はこの道場で頼れるのは不良の先輩達だけだった。
〇月×日
アレンは半日ほどして目を覚ました。
様子を見ていた不良の先輩も安堵したような表情をしている。
そう言えばユーリさんも何日か寝込んだことがあることを思い出した。
その時は父さんが面倒をみていた。
アレンが寝たのを確認した不良の先輩は戻っていった。
しばらくアレンの様子を見ていたが私は不良の先輩に呼ばれて溜まり場に向かった。
溜まっていたのか乱暴に扱われる。
体は乱暴にされても受け入れてしまう。
アレンがあんな状況なのに私は何をしているのだろうか・・・。
母屋に戻った私はアレンの横で眠りについた。
〇月△日
目が覚めるとアレンは起きていた。
ほっとした気持ちになる。
でも、不良の先輩達としていることを考えるとずきずきと胸が痛んだ。
アレンと一緒に食事をとる。
何ともない日常が貴重に感じられた。
2人で不良の先輩達の溜まり場に向かう。
アレンと別れて溜まり場の中に入るとすぐに襲われた。
夕方となりアレンが迎えに来てくれたようだが私は全身色んな液体でべとべとだ。
こんな姿ではアレンの前にでることはできない。
不良の先輩達もまだ満足していないようで1時間ほど相手をさせられた。
母屋に戻った私はアレンと2人で食事の準備をした。
食事を終えのんびりとしている中、私はアレンが手の届かないところに行ってしまうのではないかと不安にかられた。
その不安を誤魔化すためにアレンと行為に及んだ。
行為中、私は全てを忘れるように乱れた。
私は時間となり、今日も不良の先輩達の元に向かう。
満足した不良の先輩達に解放され母屋に戻った私はアレンの存在を感じる為に抱きつきそのまま眠りについた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます