第24話 脱!初心者4
特に何事もなく、時間だけが過ぎて護衛依頼3日目の朝……あれ?フィールドボスは?倒して無いよね?どこら辺かで出るかもだし、警戒はしてるんだけど……あ、何事も無かったけど
「……気づいてないというか、わざとなのでは?とか色々思うことは有りましたが、そのアスールさんが、フィールドボスです。討伐というかテイム済みです。別にフィールドボスをテイムしても、他の方の場合は別個体が現れた。みたいな感じなので、気にしなくて良いです。あ、返事はしないで良いです。というか、前の方が騒がしいですが、そっちも無視です?」
「もふもふで気持ちいいねぇ。私が乗っても大丈夫!この感じ懐かしいなぁ……ふへへ」
「あ、ダメですね。もふもふに囚われてます。というか、商人さんは商人さんで、あからさまに速度落としましたね。まぁ、積み荷が大事ですから当然ですね……しかし、前の戦闘、なかなか終わらないですね~」
あ、終わって……なんかこっちに向かってきてるような?大丈夫ですかね?来ているのは冒険者か、はたまた盗賊か……戦闘後ですし、ちょっと分かりづらいですね。ん?なんか相手が近付いて来て、あからさまに狼さん達の警戒体勢が上がりましたね。って、熊さんも……ん?さっきまで幸せそうだったリンセちゃんが真顔です。なんでしょう?テイムモンスターの皆さんとリンセちゃんの顔がどんどん険しくなっているような?
「止まれっ!クリーン!」
「っ!?」
「何か用?先を急いでいるんだけど?」
「な、仲間が結構やらてな、ちょっと助けてくれないか?」
「嘘いらない。
「な、なんだとっ!?」
「……臭い臭い臭いっ!クリーン!揃いも揃って……捕縛とか無理。殺す。一緒に歩きたくないし、スラム街のほうがまだマシ。死ね。というか、3日もクリーンとか水浴びとかをしてない私よりも臭いって異常。皆は飛び道具に注意で、何か飛んできたら迎撃。商人さんを守ってね?全員、私が一人残らずやるから。臭い移ってほしくないし」
「うわぁ。凄い殺る気です」
「な、なんなんだよ!臭いだけでそこまで言わなくても良いだろっ!?」
「Si ッ!」
「っ!?」
お、リンセちゃんが熊さんから降りてすぐに、目の前?の男の首を鉈で切り裂いて、右の森に向かって行き……断末魔だけが木霊してますね。ん?ククルさん?おぉ、口から火炎弾?ファイヤーボール?を出して左の森から飛んできた矢を焼き払って……止まりませんね。あ、火ダルマなった人が森から出てきました。南無南無。これ、何人位の盗賊団なんでしょう?少なくとも前を走っていた馬車の護衛冒険者を倒せるレベルですよね?多分。なら、平均レベル的には20前半から後半でしょうか?で、この集団をまとめてる人はレベル30前半から後半ですかね?というか、あの火球で森林火災起きないんですね。謎です。ん?静かになりましたね。
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