第104話 ガチャの結果はスレで皆さんがサイコロ振りました
【カクヨムコン9】参加中です。皆さんよかったら応援お願いします。
今日も閲覧ありがとうございます。今日から数日のんびりガチャを回す回です。
30連分、ゆったりお楽しみください。決して尺稼ぎでははははは(滝汗
◆コメントの返信が終わりました。いつも皆さん沢山のコメントを
有難う御座います。本当に有難い事です。
いいねや☆レビュー、フォローなどとても励みになっています。
──────────────────────────────────────
ハトメヒトが流川の所に出荷された後、アクセル達もそれぞれガチャを引いたりすると言う事でそれぞれ個室に戻っていった。
という訳で今残っているのは俺達と片桐だけである。
「と言うかなんでまだ残ってるんだ?」
「友人が同じゲームのガチャ引いてたら見たくならん??」
「あー・・・」
そ、それは確かにわかる気がする。俺は周りに同じアプリゲームやってる人が少なかったが、稀にメイン以外のアプリをやってて、それをやってた同僚とかを見たらガチャで何当てたか気になったりしてたからな。
「ちなみにそっちはもう引いたのか?」
「聞くか・・・? 私の結果・・・」
か、顔が死んでいる・・・多分SS1枚も出なかったんだろうな。このガチャは確率がかなり厳しいからな。最近の最高レアが1%以下とかそこまではいかないが、それでも単発300万円ガチャは結構心に来るもんだ。
それが10連チケットとはいえ、20も30も回して何も来なかったらクソゲー! とか言って八つ当たりする可能性もあるしな。
「SS2個とSレア1個」
「大当たりじゃねぇか!? なんで顔死んでるんだよ!?」
「だよねー? かなりの大勝利じゃん?」
「私に使えないSSスキル来ても意味ねぇんだよおぉぉぉ!! ほら見てみろ!!」
そう言って片桐がスキル欄を見せてくれた。
そこには2種のSSスキルが掲載されている。
──────────────────────────────────────
【バトルマシーン】レアリティ:SSレア
【アクションスキル】
1ミッション中2回まで使用可能。次の性能を得る。
ミッション終了まで与える物理ダメージが【+500%】上昇
ミッション終了まで受ける魔法ダメージが【+200%】上昇
このスキルは発動後、ミッション終了まで解除できない。
──────────────────────────────────────
何と言うかこれは・・・俺が当たってたらとんでもない事になってたスキルだな。
物理ダメージに限定される代わりに、常時攻撃力5倍とか破格にも程がある。弱点としては著しく魔法に弱くなるって事だが、逆に言えばデメリットがたったそれしかなくてこれは強すぎるスキルだ。
相手が全部魔法使ってくる訳でもないし、ミッション対象が物理オンリーだったら此方の攻撃力が5倍になってるだけって状態になるしな。
だが・・・
「リバティには使わないスキルだね。基本戦えないし」
「だろぉ!? だけどこっちはまだマシなんだ! こっちはもうどうしようもないんだよ!」
「スキルだし、何かしらには・・・これはどうしようもないわね」
──────────────────────────────────────
【虚無空間降臨】レアリティ:SSレア
【アクションスキル】
【闇属性】魔法
効果範囲:基点から周囲(マジック×500)】メートル
自身をあらゆる物を吸収する闇に変換し、
周囲のあらゆる存在を虚無の空間に吸い込んでいく。
一度吸われたが最後、違う次元に送られるとも重力に押しつぶされ
自身も同様の存在になるとも言われている。
使用者の魂が消滅するまでこの魔法は続くとされ、
世界や大地などに凄まじい悪影響を及ぼすとされる。
──────────────────────────────────────
「どうしろってんだよこれぇ!? 自殺魔法じゃん!? てか私マジックほとんどないぞ!?」
「うわぁ・・・」
自分をブラックホールか何かに変えて、周辺の全部巻き込んで死ぬって言うスキルじゃねぇか。誰が使用するんだよこんなスキル。
確かにこれじゃあいくらSSスキルが当たったとは言えあんな顔になるだろうよ。俺だってこんなの当たったらショックにもほどがある。
つまりはSSスキルにも当たりとハズレがあるって事なんだな。ますます沼にも程があるぞこのスキルガチャは。これに武器防具ガチャとかアイテムガチャまで出てきたらレベル上げすら出来ずに破産する奴が出てくるんじゃなかろうか。
「だから、せめて友樹のガチャ結果を見て楽しみたい!!」
「お、おぅ分かった。良いもの出ても暴れないでくれよ?」
「それは確約できない」
「確約しろよ」
なんでそんなふんぞり返ってダメなセリフを吐くのか。それなりに全員で暮らしていてわかってきたが片桐は基本コミュ障で対人恐怖症だが、素は結構図太くて、性格も大人しい訳じゃあない。
寧ろサイレーンやショコラみたいな騒がしいタイプだった。それがあんな引きこもりみたいになってコミュ障にすらなっちまうんだから人間関係ってのは本当に難しいもんだ。俺は流川みたいな親友もいたし、同僚や親方に良い人が多かったから、今みたいになれた。
片桐と同じ境遇で俺が生きていたら、同じような事になってかもしれんな。
「さぁ! さぁ! はよっ!」
「わかったわかった。まずは10連1回いくか」
急かされるまままずは1枚目の10連チケットを使用する。
いつも通り特に何の演出もなく、獲得したスキルが掲載されていく。
─1回目──────────────────────────────────
【念話】レアリティ:コモン
【アクションスキル】
【光属性】魔法
【マジック】×1キロの範囲内の対象に念話を行う事が出来る。
この念話は相手が拒否した場合自動的に失敗する。お互いに念話がある場合のみ
互いに会話をすることが出来るが、基本は一方通行のみである。
──────────────────────────────────────
─2回目──────────────────────────────────
【火属性耐性】レアリティ:レア
【パッシブスキル】
火に関する耐性を獲得する。
火属性のダメージを常時50%軽減。
火属性に関する状態異常を通常の半分の時間で回復する。
──────────────────────────────────────
─3回目──────────────────────────────────
【槍突】レアリティ:コモン
【アクションスキル】
【槍破術】
敵単体に槍を持った高速の突撃を行う。命中率がとても高い。
威力は【パワー】に依存する。
──────────────────────────────────────
─4回目──────────────────────────────────
【ワイドヒーラー】レアリティ:コモン
【ノンアクションスキル】
【回復魔法】と同時に使用する事で、セットした【ワイドヒーラー】の回数分
回復魔法の範囲を【目視範囲内】【味方全体】に変更できる。
最大セット個数は5個までとなる。
──────────────────────────────────────
─5回目──────────────────────────────────
【龍神脚】レアリティ:レア
【アクションスキル】
【拳闘術】
龍の飛翔の様に飛び上がり、魔力と攻撃力を合わせた蹴りを浴びせる。
飛翔している相手に対し超高確率で命中する。
威力は【パワー+マジック】に依存し。相手に物理か魔法か弱点の方の属性を与える。
──────────────────────────────────────
─6回目──────────────────────────────────
【祝福鐘】レアリティ:レア
【アクションスキル】
【聖魔法】
【マジック*5】メートルの内の味方全体に神の祝福を与える。
【マジック】時間の間【パワー】【ガード】【レジスト】が【4】上昇する。
更に速さが4上昇する。
──────────────────────────────────────
─7回目──────────────────────────────────
【命中力強化】レアリティ:コモン
【パッシブスキル】
基本的な命中力を強化する。レアリティによって効果が上昇する。
──────────────────────────────────────
─8回目──────────────────────────────────
【速攻指示】レアリティ:レア
【アクションスキル】
スキル使用時、対象者を一人選択する。
スキル対象者は一時的なステータス向上と、【迅速行動】を得る。
──────────────────────────────────────
─9回目──────────────────────────────────
【翻訳】レアリティ:コモン
【アクションスキル】
【光属性】魔法
自身か対象に使用可能。言葉を翻訳出来る。
効果は24時間有効。但し著しくお互いの種別が違う存在の場合効果が無い時がある。
──────────────────────────────────────
─10回目─────────────────────────────────
【灯火】レアリティ:コモン
【アクションスキル】
【火属性】魔法
指先からマッチ並の火を起こせる。
──────────────────────────────────────
結果はSSが0のSレアも0という結果だった。
最低でもSレア1枚くらい来てほしかったが、まぁ基本こんなもんだろう。
「【灯火】・・・もうそろそろクリスマスだから蝋燭に火をつけるのに使える??」
「やめるんだサイレーン。あまりにも悲しい使い方はやめるんだ」
スキル10個めの【灯火】て・・・ライターやマッチで十分どうにかなるものにスキルの1枠を使わせようというのかこれは。
いや無人島とかに着の身着のままで漂着したとかそんな状況なら使えるかもしれないけど、ここは日本で今の所とりあえず外国に行く予定も何もない以上、使い道がまったくねぇ。
寧ろ俺的に気になったのは【翻訳】のスキルだ。
これがコモンなのが吃驚だよ。これを使えば英語もイタリア語もなんでも行けるって事だろう? 知り合いに外人とかはいないが、これがあれば会話で困る事は無くなるぞ。このスキル一つで翻訳を生業にしてる人たちが軒並み職を失いそうなんだが。
それがコモンとか、当たりはずれが多すぎるだろ。
「大きな当たりはないけど、ハズレも少ないかー。ささ、次行こう次!」
「お前、人のガチャだからと・・・」
「まぁまぁ、いいじゃないか! どんどんいこー!」
ここぞとばかりに楽しんでいる片桐を見て毒気が抜けた俺は苦笑しながら次の10連を引く事にしたのだった。
―104話了
──────────────────────────────────────
という訳で今回の10連は此方でした。
1~3がSSレア 4~10がSレア
11~49がレア 50~99がコモン
100がレジェンド
【1D100:79】コモン
【1D100:44】レア
【1D100:51】コモン
【1D100:55】コモン
【1D100:13】レア
【1D100:32】レア
【1D100:97】コモン
【1D100:36】レア
【1D100:94】コモン
【1D100:55】コモン
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます