第15話 終わるときはあっさり風味。のちに驚愕
戦闘描写に力を入れたいのですが、
いざ執筆しようとすると、なんと表現させていいか分からず。
「なぐった」「けった」「うおおおお!」にしかならないんですよね。
この辺りは色々な作者様の戦闘描写をリスペクトして覚えるしかないです。
やはり作者様は偉大ですね。肖りたいものです。
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夥しい数の化け物達。よくあるホラーの様な、空中に浮かぶ赤色の肉の塊から寒気がする音を立てて化け物、レッサーグール達が生れ落ちていく。よく見まわせばこの肉の塊がいくつかあるのが分かった。一定数倒せばそれ以上産む事が出来ないのか地面に落ちて腐り果てていくのが見える。
だが、この肉の塊どうやら再生か新しく出てくるようで、俺が合流した所にもう一つ生れ落ちていた。凄まじいスピードでレッサーグールが産み落とされていく。はっきり言ってグロ耐性がなかったら見ただけで吐くレベルだ。俺もそこまでグロ耐性はないが、強化のお陰で耐えきれてる。背筋が寒くなり吐き気が止まらないが戦う事は出来そうだ。
「おらぁっ!」
生まれて起き上がろうとしたレッサーグールに合わせて全力の蹴りをぶちかます。元々脆いが、生まれたては更に脆く一撃で斃す事が出来た。これなら本格的に動き出すまでに攻撃し続けられれば相手に何もさせずに倒せるかもしれない。
「ふんっ!!」
丁度起き上がった奴の顎部分に腰を入れた掌底を入れればそのまま顔ごと吹き飛んでいく、ならばと思い出来る限り周りの奴等に攻撃を加えていく。
殴り、蹴り飛ばし。というかそれしか出来ないが、それでも何とかなっていた。
サイレーン。お前の力最高だよ。これなら勝て、ると言いたいが俺が倒すスピードより産まれてくるスピードの方がずっと速い、既に何体かは完全に戦闘態勢を取って俺に襲い掛かってきた。力任せの振り下ろしを後ろに跳んで回避する。当たればどうなるかわからんし、軽く見切ってなんて言う芸当は俺には出来ない。しっかり避けて隙を見つけて1体1体確実に倒していくことにする。それが俺にできる最善だ。
「おぉっ! やるじゃねぇかおっさん!!」
「まだ若いからっ!?」
いつの間にか佐伯少年が俺の方の援護に来てくれていた。メタルヒーローの様な出で立ちがとても映える。それが巨大な剣を使ってあいつらをなぎ倒していく姿はとても頼もしいもんだ。
「助かったよ。流石に俺じゃあこの数は捌ききれないんでな。任せていいか?」
「はっ! 初戦でビビってないのは頼もしいなおっさん!! あぁ、こっちは任せろ!!」
言うや否や、佐伯少年は巨大な剣を片手だけでぶんぶんと振り回しながら突撃していく。巻き込まれたモンスター達はもれなく全員ミンチだ。俺が数体倒してる間に数十体は余裕で斃していく。
俺は俺で回りに残っている奴らをきっちり倒しておく。数体程度ならばレベル1の今の俺でも余裕を持って倒せる事が分かった。
「おおおおおおおっ!!」
『ROOOOOOOOOOOOOO!!』
「まずっ!? ぐぁっ!?」
油断はしていなかったが流石に数が多すぎてレッサーグールの突撃をまともに食らってしまった。息が詰まる衝撃―――だが、不思議な事にそれだけだった。衝撃こそ来たが痛みは一切ない。強化で【ガード】物理防御力が大きく上がってる恩恵か、俺は吹き飛ぶ事無く足を踏ん張りながら、そのまま首元に噛みつこうとするそいつを両手で押し飛ばした。
「痛てぇだろうが、コラァっ!!」
チンピラの様なガナリ声を放ちつつバランスを崩したそいつを何度も踏みつけそのまま押しつぶす。実際は痛くなかったのだが、つい言葉に出してしまった。人間頭に血が上ると自分でも何言ってるかわからなくなる、あれだ。
「おら! どんどんこいやぁ! てめぇら全員ぶちのめしてやる!!」
その場に倒れてるレッサーグールの千切れていた腕を拾い上げ即席のこん棒にしながら俺は奴等にぶつかっていく―――
―【ジェミニ】視点
血か力に酔ってるって感じはしない。叫んではいるみたいだけどあれは自分を鼓舞しながら戦ってる感じかなぁ。おにーさん結構やるじゃない。でも――
スナイパーライフルでおにーさんを後ろから攻撃しようとしてた雑魚の脳天を破裂させる。あはは、おにーさんってば吃驚してる。
それにしても流石に「小便漏らして逃げまどう~」ってのはなかったわね。サイレーンのスキル効果、意外と侮れないかも。普通の人間ならとっくに錯乱してるだろうし。いくらおにーさんでも、素の状態じゃ戦えたもんじゃないでしょ。
戦い方は素人そのもの。実際素人だし雰囲気だけはパパよりずっとおっかない感じだけどそれが通用するのは表の世界の雑魚だけだから、この世界じゃ何の意味もないのよね。って言っても、見た目はともかくあのおにーさん結構優しいしパパが信頼してるほど良い人だし、ケーキとても美味しかったからある程度は見てあげようって思う。「カストロ」の方は優しい顔しながら実は私より他人を信用してないから、何かあったらあっさりとおにーさん見捨てそうなのよねぇ。
「んー、注意力散漫だねおにーさん。後ろから狙われてるの気づいてないし」
「まだ初心者だしね、あんなもんでしょ」
両手に鎌―サイス―を持ってカストロが歩いてくる。私は銃が好きだけどカストロは「自分で斬った時の感触が好き」って理由で白兵戦が好きなんだよねぇ。私は汚れるの嫌だから基本銃しか使わないな。一応私もカストロも能力は同じだから、その気になれば逆の事も出来るし、二人で白兵戦や射撃戦も出来るんだ。
「これがマスターの親友じゃなかったら放置だったけど、これなら手の患わなくなるレベル3まではすぐかな。今日のミッションクリアすれば2にはなれるし」
今日のミッションのクリア報酬は一律1000だから、レベル1ならすぐにレベル2になれる。レベル3も多分パパがそこまで付き合うだろうからいけるとして、レベル4、今のパパと同じレベルにはどうかな。スキルやらなにやら買うのに色々ポイントも消費するだろうし、今年中にレベル4は無理かなって思う。というかその前に死ぬ可能性の方が高いし。緊急ミッションとか来たら、高確率で死んじゃいそう。
それにしても―――
「サイレーンってば、全然動かないなぁ。いくら支援とはいえ、パパの傍でキョロキョロしてるだけって」
サイレーンがパパに興味ないのは分かってるけど、すごくもにょる。
「レベル1の完全支援に何求めてるのさ。レベルが上がるまで待ってあげようよ」
「だって、私達がこうやってパパの傍を離れて戦ってるのに、サイレーンはただ隣に立ってるのよ? ずるくない?」
わかってはいるけど嫉妬するものなの。私達のパパの傍に居るだけで胸がムカムカしてくるんだから。悔しいけどサイレーンってかなり美人だし、子供体型の私達と違って十分レディだから嫌でもパパの傍に居るだけで絵になってるのがムカつく。
肝心のサイレーン自体はパパなんかそっちのけでおにーさんをずっとそわそわしながら見守ってるけど、それはそれは腹立つのよね。うちのパパに魅力がないというか! って感じ。面倒くさいってのは分かってるけどこういうのは理屈じゃないの。
「あははははっ! 可愛い嫉妬だなぁポルクス♪ マスター。僕達の父さんがそうそう靡く訳ないじゃないか。てかそれ以前に他のソウルギアがマスター以外になびく訳ないじゃん。見てみなよ? あのおじさんを見てる目。ハラハラしながら雑魚を倒した姿を見て喜んでるよ」
おにーさんがたった今、周辺に残ってた雑魚の最後の一匹を倒してた。チラっとサイレーンの方を見るとこれ以上ないほど嬉しそうな表情で小さく呟いてる。多分おにーさんの事心配してるんだろうな。私達もレベルの低い内はパパの安全を最優先して心配してたもんね。今も心配はしてるけど、低レベルのミッションなら寧ろパパ一人でも余裕だからとても気楽かな。ポイントも二人でそろそろ1000体近く倒したし、最低限は稼いだでしょ。
「それはわかってるけどぉ、でもパパの隣に居ていいのは私か貴方だけなの、わかる?」
「はいはい。それじゃ残りも少ないし早めに全部潰して終わらせようか。今日の参加メンバーで一番強いの僕等なんだからね」
「そうねっ!」
後500体居るかどうかって所だし、後1時間かそこら戦ってたら終わるでしょ。早くパパに甘えたいしサイレーンを引き離しておにーさんに押し付けなきゃ。いくらソウルギアでも、パパの魅力に気づいてメロメロになっちゃう可能性は0じゃないものね。ふふっ、私達のパパは世界一だから。
使っていた銃を全部アイテムに収納して2丁のハンドガンを両手に持つ。これはパパが私に初めて買ってくれた銃。それをポイントをつぎ込んでカスタムしてスキルも乗せて魔改造した特別な武器。私の主力。他の銃も楽しくて好きだけど、威力も思い入れもその全てがこの二丁拳銃【ディオスクロイ】が勝ってる。
パパが着けてくれた名前。【ジェミニ】だから【双子座】という星座の神様からとってくれたっていう「ポルクス」と「カストル」っていう大切な名前。そしてそのまま双子座を意味するディオスクロイが私の大切な宝物。きっとカストルも初めてパパからもらった武器がサイスだったからあれを愛用してるんでしょうね。
「さ~。次にハチの巣になりたいのはだれかなぁ♪」
パパの敵、全員皆殺しにしてあげる♪
―【御堂】視点
「これでえぇぇぇぇぇ!! ラストぉぉぉぉぉぉ!!」
絶叫に近い咆哮を上げ、最後の一体を俺ではなく高速移動してたプレイヤーが撃破した。俺ではない。俺はと言えば体力の限界で先ほどから佐伯少年や合流してくれたジェミニの嬢ちゃん達に守ってもらってる状態だった。流石に無理をし過ぎたな。
彼が最後の一匹と思わしきレッサーグールを倒すとスマホが振動した。直ぐに取り出してアプリを開き画面を見てみると、そこには【MISSION-CLEAR】の文字が無駄に凝った演出で載っていた。嫌がらせかこれ?
「はぁっ、はぁっ。お、終わったか」
直ぐそこではパイルバンカー少年が座り込みながら漸く終わったことを実感し倒れ込んだ。レベルが俺より上だろう少年でも今回のこれはきつかっただろう。寧ろ余裕な顔をしているジェミニの二人がとんでもない。あとはメタルマスクのせいで表情が分からない佐伯少年だろうか。
「うっス、おつかれさんっした! 今回は楽だったぜ」
「これで楽だったのかい」
「おいおい、おっさんくせーっすよ」
「うぐ、流石に今回ばかりは言い返せん」
既に体力が尽きて座り込んでる俺。これじゃあおっさんと言われても反論は出来んなぁ。レベルが上がれば耐えられるようになるのかね。
「お疲れさまでした皆さん。全員生き残れたようで何よりです」
両隣にジェミニを連れた流川もこっちに歩いてきた。
実は戦闘中、流川はジェミニの二人に無線機の様なものを持たせて周りの様子を全て確認しつつ、誰も死なずに戦えるように戦闘指示をしていたらしい。時々ジェミニ達が佐伯少年の近くや、絶叫速度青年の方に向かってたのは生き残るための指示をしていたからだったそうだ。俺の方には一切来なかったが、後ろから来たレッサーグールを倒してくれたりと色々と見てくれてたのは分かっている。
「あぁお疲れさん、助かったぜ流川。にしても凄いなジェミニ達を通して作戦や立ち回りを伝えてたなんて、よくやれるもんだよ」
俺には無理だな、そんな全体を観ながら戦うなんてのは。
「僕自身は戦闘力も低いですからね。支援できるスキルを手に入れて使ってるんですよ。覚えるだけで回りを見やすくなったり、最適な指示や命令が出来るようになります」
「成程な、便利なスキルもあったもん――」
「マスター!!」
俺が言い切る前より早く、満面の笑みと涙を浮かべたサイレーンが俺に飛び込んできた。そのまま俺を締め落とすレベルでぎゅっと抱きついてくる。サイレーンのサイレーンさんがたわわな状態過ぎて幸せではあるが、疲労困憊の今の俺には正直苦しいものががががが――
「おつかれさまっ!! 無事で、ほんとに無事でよかった!!」
「ぎ、ぎぶっ! 嬉し死ぬぅ!?」
「ぐおおおおおおおおおお!? 羨ましい!? 羨ましいっしょ!?」
俺が今まさに幸せ締め落とされそうになっている姿を見て佐伯少年がぎゃーぎゃー騒ぎ立てているのが見えたが、それより本気で意識が飛びそうに、あ・・・ちょうちょ。
「あらら、可愛いものねぇ~♪ さて、マスターも寝ちゃってるから急いで帰らないとね、明日の幼稚園の為にも」
いつの間にか眠っている幼児を大切に抱きしめながらソウルギアの少女が帰路についていく。それと同じタイミングで叫び続けていたプレイヤーがこっちに、というか流川に向かって歩いてきていた。ちなみに俺は幸せベアハッグから解放されている。
「礼を言うよ、あんた達のお陰で今日もクリア出来た。それじゃあな次回も縁があればこいつらを滅ぼすのを手伝ってくれ」
よくよく見ればぎりぎりまだ社会人にはなってないレベル、大学生だろうか。先ほどまでずっと叫んでいた姿とは程遠いレベルで表情が無い男だった。ただ目だけはとても力強く見え―特に死んでいるレッサーグール達を見る目は明らかに怒りに染まっていた。もしかしたらこいつらのせいで知人が亡くなった、そんな辺りの事情があるのかもな。
「僕もこれで、皆さんお疲れさまでした! 全員無事でなによりですっそれじゃ!!」
「んじゃ俺も帰るかねぇ。流川さんにおっさん、またな!!」
そう言いながら佐伯少年とパイルバンカー少年もどことへともなく帰っていった。残されたのは俺達だけだ。
「おっさん、おっさんて。流川、このやり場のない悲しみはどこに向ければいいんだろうな」
「彼等にしてみれば20超えて社会人はすべからくおじさんですよ、諦めましょう」
くそぅくそぅ。佐伯少年覚えておくがいい。いつかお前も下の奴らにおっさんだと言われる日が来ることを。そして後悔するがいい、あんなこと言わなきゃよかったと!!
「さて、戻る前にレベルを上げてしまいましょう。御堂君アプリのポイント部分を見てください、既にポイントが支払われている筈です」
「あぁ。今見たら1078ポイント入ってたよ」
1000ポイントがクリアしたときのポイントで78が俺が倒したレッサーグールの数に応じてもらったポイントという事か。倒せば1~5ポイント貰えるって話だったな。俺も合計すると大体30体以上は倒せたお陰でそれなりにポイントが貰えてるらしい。レベルを上げるポイントが高すぎるので、この程度じゃ誤差でしかないか。
「大事に使うべき物ですが、端数は思い切って使うのも選択肢の一つです。1ポイント1万円だと言うのは覚えてますか?」
1ポイントは1万円として使う事が出来る。つまり今回のクリア報酬は日本円で計算すると1078万円という訳だ。とんでもない大金だが命を懸けた報酬と考えるとあまり儲けたような気がしない。
「78ポイントだと78万円・・! マスター2か月は生活が楽ちんになるよ!!」
生活感溢れるサイレーンさんの言葉に涙が止まらないね。
「まずはレベル2にあげるための1000ポイント、直ぐに使ってしまいましょう。大金ではありますがこれから先生き残るための先行投資です。それ以降は貰えるポイントと欲しいスキルや武具に応じて相談ですが、まずはレベル2になる所からですよ。」
「だな。今のままじゃ次も生きてられるかわからんし。ちなみにレベルが上がったらどうなるんだ? 俺のステータスが上がるのか? それともサイレーンが強くなるのか?」
「どちらもですよ。人間の上り幅は低いですがちゃんと上昇します。後はソウルギア。御堂君の場合はサイレーンさんがスキルを覚えたりします。運が良ければ一度に2種類以上覚える時もありますね」
成程、運が良ければサイレーン自身が戦えるようになる可能性もあるって事か。俺としては出来れば支援型のサイレーンには戦ってほしいとは思わないが、自衛できるレベルまで育ってくれれば俺としても助かる。
早速レベルアップのページを開きレベル2の為のポイントを消費した―――
「あ・・・・っ!!」
「うぉっ・・・!?」
ドクン―と心臓が高鳴る音がはっきりと感じられる。そして先ほどまでは違い明確に何かが変わった、そんな感覚になった。直ぐにサイレーンのレベルとステータスを確認する――
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【ソウルギア:サイレーン】
【LEVEL:2】
【ステータス:パワー:0 マジック:2 ガード:2 レジスト:3】
【スキル:ブレイブシャウトLv2】
【スキル:ヒーリングボイスLv2】
【スキル:サイレーンヴォイドLv1】
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【スキル:サイレーンヴォイドLv1】
声が聞こえる範囲内の全ての対象に音波攻撃。敵味方識別可能
魅了、誘惑の追加効果
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「レベル2。これでもっとマスターの役に立てるかな♪」
「確保~~! 敵全体攻撃と回復とかパパの護衛にピッタリ!」
「落ち着いて?? って、あれ??」
「え?」
ジェミニの少年が呆けたような声色で声を漏らすと、流川とジェミニの少女の方も
そちらを向いて、動きを止めた。俺もそちらを見てみるとそこには―――
「こんばんは。御主人様。【ソウルギア:テルクシノエー】これより貴方の傍に」
サイレーンとは別方向の美女が俺に向かってとろけるような笑顔を向けていた――
―15話了
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【プレイヤー:御堂友樹(ミドウトモキ)】【所持ポイント:85】
【LEVEL:2】
【ステータス:パワー:3 マジック:0 ガード:3 レジスト:2】
【スキル:ソウルギア:サイレーンLv2】
【スキル:ソウルギア:テルクシノエーLv2】
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【ソウルギア:テルクシノエー】
【LEVEL:2】
【ステータス:パワー:0 マジック:5 ガード:0 レジスト:2】
【スキル:狂乱の唄Lv2】
【スキル:勝利の唄Lv2】
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1話で終わらせるには長かったか、それとも丁度いいのか、難しい所ですね。
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