中章

第5話 追放

悪魔が体育館を襲撃して三ヶ月散策して行くとココは何所か判明した。

ここは元々大国ルルククだったらしく学校が落ちた場所が城下町近くに落ちていたらしい。

そこら中に悪魔が沢山いる代わりに人類が絶滅していた。

それでもなんとかこの世界に馴染み生活する事が出来ている。

今日もいつも通りに城下町近くにレベル上げをしていた。


「セイッ!」


襲撃しに来た時の素材を使った武器怪奇剣で目の前にいる悪魔を攻撃する。


「中々やるな」


警戒している悪魔が槍を構えなおす。


<クーフーリン Lv37 種族幻魔 HP343 MP50 力21 魔9 体12 速11 弱点氷結 スキルマハジオ 自動スキル物理強化、貫通 種族スキル真・夢幻の具足>


<ハクタク Lv37 種族神獣 HP288 MP114 力12 魔15 体11 速15 弱点衝撃 スキルディアラマ 自動スキル 種族スキル瞬転の舞>


<カイチ Lv37 種族妖獣 HP297 MP141 力7 魔22 体11 速13 弱点電撃 スキルニガヨモギ 自動スキル耐状態異常 種族スキル妖気迅雷>


距離を保とうとするクーフーリンが槍を一薙ぎするが即座に伏せるけど少し服が掠りつつ懐に潜り怪奇剣で垂直切りと左右斜め切りをしてクーフーリンにダメージを与える。


「グゥ、クソ!」


クーフーリンがマハジオを放つが予測していた。


「召喚、ライラ!」


瞬時に仲魔ライラを召喚してダメージを減らす。


「ライラ、マハフブ!」


ライラのマハフブが大気を凍てつく。


「ウグゥ!?」


クーフーリンガ冷気に触れたとたんに氷像と化す。


「ヒヒーン!」


ハクタクが回復魔法を掛けようとするが。


「召喚、ケットシー!」


ケットシーを召喚して命令する。


「ケットシー、マハザン!」

「ニャ―!」


命令した瞬間にケットシーがマハザンで切り裂く。


「ヒヒーン!?」


ハクタクが叫んで消滅するがまだ終わっていない。


「召喚、ヨモツイクサ!」

「グルー!」


黄泉の兵士であるヨモツイクサを召喚する。


「ヨモツイクサ、暗殺拳!」

「グー!」


命令するとヨモツイクサがこぶしを握り締めカイチの額に撃ちカイチの角が爆散して消滅する。


「メ―!」


カイチの消滅の共にクーフーリンの氷結縛りが解ける。


「マジかよ、これほどやるとはな!」


クーフーリンの槍が輝き投擲の構えをする。


「くらえ、必殺旋律する槍ゲイボルグ!」


ケルト神話の武器の一つである槍を投擲するが奥の手がある。


「ケットシーとヨモツイクサとライラを帰還!」


ケットシーとヨモツイクサを帰還させて鬼神を召喚する。


「召喚、ヒトコトヌシ!」


ヒトコトヌシを召喚して旋律する槍ゲイボルグを吸収させる。


「何!?」


クーフーリンが驚いて隙を見せていた。


「ヒトコトヌシ、渾身の一撃!」

「グォー!」


ヒトコトヌシのたくましい体格でクーフーリンガ吹っ飛ばす。


「マジかよ」


そう言うと消滅しいつも通りの音が聞こえる。


〈Lvアップ! Lv37になりました!〉


夕方になっているからA学校もといA学校村に戻る事にした。

帰る途中に自分のステータスを見て時間を潰した。


<新島修二 Lv37 HP450 MP225 PP26 GP24 SP26 IP20 スキル初期四属性単体魔法、エクスムーブ、なぎ払い、捨身の一撃 自動スキル三分の活泉、三分の魔脈、戦神の加護 先手スキルS疾風の秘法 特殊ユニークスキル《俊足》 所持悪魔ケットシー、ライラ、ヨモツイクサ、ヒトコトヌシ 職業〘ソードマン〙 所持アイテム怪現象の残滓25個、子妖精の翼23個、子妖精の魔結晶7個、猫妖怪の毛皮26個、猫妖怪のひげ13個、オバリヨンストーン35個、小鬼の骨23個、小鬼の牙30個、小鬼の爪25個、武闘霊の鎧の欠けら9個、武闘霊の槍の欠けら5個、使い魔のツボの破片12個ect 装備[武器]怪奇剣[防具]雪男の衣、豹面の胸当て、龍盾の小手、聖霊の具足>


数分でA学校村に着き我が家のベッドに埋もれたくなる気持ちを抑えて鍛冶場によって装備の修復をして欲しい素材を探している人に上げる。

しばらくすると誰かに呼ばれて生徒会もとい狩猟組の部屋に行くと一人座っていた。

座っている少年は細マッチョで顔の作りは少し良くて顔色は少し暗めだった。


「よう、雑魚島」

「ウゲェ」


人を見下すような言い方は、藤森淳史で同じクラスメイトだけど少し前にはやった小説の強気な主人公の真似をして正直面倒な相手だった。


「それで何か用なの淳史君?」



彼は碌な理由で好き勝手暴れているからきっと。


「雑魚島今日からお前は追放だ!」


人差指を僕に向けつつ宣言した。


「エェッ!?」


僕は部屋の外に聞こえるほど叫んだ。


『何だ何だ!?』

『何かあったか?』


叫び声が聞こえたのか、他の人がドアの外で見ていた。


「何で追放されなきゃいけないの! 理由は!?」


追放させる理由を聞くと。


「お前が色々やらかしたダロゥガ」


素っ頓狂な理由を言い反論する。


「例えば何やらかしたテッ言うの?」


内容を聞くと。


「ほかの手柄を奪ったり、勝手に命令を聞かずに戦ったり、俺の佐江に馴れ馴れしくしたり…」

「僕じゃなく全部自分のでしょ!?」


自分のなのに他人のせいにいにして呆れさせるばかりだった。


「それにお前が持っているスキルが異様に速すぎる事だ」

特殊ユニークスキルの事?」

「それだそれ」


数日前に手にした結晶で砕いてみると特殊ユニークスキルを入手す

る事は伝えたけど淳史君は信じてなくてチートだと思い込んでいる。


「それにお前の意見は言う権利はねぇ! だから雑魚島お前は二度とココに来るんじゃねぇ」


好きかっているからもう我慢の限界でつい。


「良いよ、ここから出れば良いでしょ!」


そう言ってA学校村を出ることになった。


「やってしまった」


さっき言われた事で出て行くようになり荷物の整理をしてA学校村に別れようとする

と二人の影が見える。


「如何したの、そんな大荷物持って?」

「もしかしてさっきの本当だったのかよ!」

「佐江さんと寛治君!? 如何してココに来たの!?」


理由を聞くといないこと気になり聞いてきたらしい。


「俺は藤森から直接聞いたぜ」

「私は淳史君の中魔で聞いたよ、かなり不満を持ってね」


確か淳史君が所持していた悪魔はスパルナとウィンデゴでパシリの様に扱っている事は覚えている。


「お前コレから何すんだ? 遠くに行くのか?」

「うーん、出来れば良いかもね」


呑気に答えると二人とも笑いだす。


「君はいつも呑気だね」

「相変わらずだな」

「失礼だからそれ」


突っ込むと可笑しくてつい笑ってしまった。

しばらく笑ってから二人に背中を向けて。


「絶対生き残るから」

「オウそれまでお前の追放を絶対無くしてやるぜ!」

「私も、だから生き残ってね」

「それは是非とも頼んだよ」


別れを済んで森の方に進んでゆく。

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