第3話 襲撃
それからしばらく数時間後。
「先生遅いね」
「確かに遅いな」
「何が起きたのかな?」
呑気にして居ると外から爆発音がした。
『ウワァ!』
『今度は何!?』
一体如何したのか少し窓を開けると先生達が死んでいた。
「ヒィッ!? 貴様らは一体ギャァ!?」
生き残っていた先生が居たけど何者かに灰とされた。
「皆! 急いで隠れて!」
「声が焦っていんぞ? 何が起き……」
「先生達が誰かに襲われて殺された! 急いで隠れ何と殺される!」
「何!?」
驚いているけどそんな事をしている場合じゃない!
『嘘だろ!』
『急いで隠れなきゃ!』
僕たちは急いで隠れて息を潜めた。
「修二一つ聞きてぇ事がある」
隠れる場所を探すときに寛治君が質問する。
「何? 寛治君?」
「俺隠れる途中少し見えたぜ、先公を殺した犯人の姿を」
「ホントに!?」
僕はまったく見えなかったのに!
「それでどんな……」
「入ってくるよ急いで隠れて!」
佐江さんが伝えて急いで祭壇のカーテンの後ろに隠れる。
一体どんな姿だろうと見た瞬間信じ難いものを見た。
「音がしたけど見当たらないねー」
「取り敢えず探しマース」
「ヨーシ捜すぞー」
1人目は妖精みたいな見た目で2人目は小鬼と言える位の身長で最後はほぼ小さいお化けだけどそれぞれ違うけどあれは、ゲームに登場する【悪魔】だった。
しかもその姿は最近ハマっていた女神異聞録に登場する悪魔の姿がそのままだった上にさっき先生を殺した犯人もあいつ等だと視て良いだろうな。
「なんだ、あれ? 見た所シバクの楽だろアレ」
寛治君が油断しているけど軍隊で何とかしなきゃ出来ない位の強さを持っている。
『何だよ、ビビッテ損だろ』
すると一人の生徒が物陰から出て悪魔達の所に近づく。
「危ないよ!」
忠告するけど話を聞かず【悪魔】に近づく。
『こんなの…』
一人の生徒が最後の言葉が言えず灰になる。
『ウワー!』
『キャ!』
そして悲鳴が響き一斉に一目散に逃げまわった。
「このままじゃ皆殺しになるぞ!」
確かに寛治君の言うとおりこのままじゃ全滅になってしまう。
(別の世界から来た者よ、もう少し耐えて下さい)
すると女性の声が聞こえる。
(悪魔を打ち倒す方法が有りますが朝日が昇られた時まで耐えて下さい)
そう言って声がしなくなった。
「如何したの、修二君?」
走りつつ声を掛ける佐江さんに今聞いた言葉を伝える。
「ありがとう、皆朝日が昇るまで逃げ切れてほしい! そうしたら悪魔を倒せる事が出来るよ!」
もしさっき聞こえた声が本当の事を言ったら生き残る事が出来る!
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