第7話 場面場面
他人の目が気になる人もいるだろう。
しかし、実際には何かを見ている本人は
その何かを見た数秒間だけ
何かを思うのであって
ずっと思っている訳ではない。
見た本人は一時間後に何を見たかは忘れていくだろう。
よっぽど興味がなければである。
確かに、近所の目。街の目というのもありそうだ。
例えば、個人で自転車屋さんとか、お好み焼き屋さん等を
営業している人はお客さんの顔を覚えるだろうし
街中で店主とお客さんが出会った時は挨拶くらいはしそうである。
それらの商売をしていない人はどうだろう。
街中ですれ違う人は、好きか嫌いかどうでもいいの三択の様な気がする。
気になる人がいればよく見るし、視線が一瞬だけのときもある。
視線とは、皆がちょっとずつ交わして悪いことを出来ないような
何かの抑止力にもなっているだろう。
同じ土地に長いこと住んでいるといい噂も悪い噂も耳に入ってくる。
まるで、街にも目があって街自身も生き物のようなものかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます