第8話 作業所の工賃問題
作業所の工賃が頭打ちだ。
利用者も職業指導員も努力して頑張っている。
サービス管理責任者も福祉の力だけでは
現状が変わりにくいし、限界があると感じている。
作業所が仕事を取ってきたとする。
作業所の利用者は仕事をする。
しかし、持ってきた仕事は内職に近い仕事のため
単価が安いことが多い。
単価が高く職業能力や責任が少し重めの仕事は
会社のパート社員の人が社員の管理のもとで行われている
したがって、作業所の利用者がどれだけ頑張って
はやく仕事を仕上げても限界がある。
また、法の制度上、利用者が行った仕事の売り上げの合算を
サービス管理責任者が利用者に振り分ける仕組みだ。
国、県、市町村からの助成金を給料にすることは出来ない。
作業所の工賃が他の仕事に比べた時、安くなってしまうのは
何年も前から指摘されている事は福祉の人間であれば知っていることであろう。
しかし、どこから利用者に渡すお金を増やせばいいのかわからない。
ある程度、作業所によって仕事内容に特色があってもどこも頭打ちのようだ。
利用者がどれだけ頑張ってもあまり、給料面では変わらない。
これは、一般の社会の中の労働者の最低賃金以上もらえない心境の面の
問題にも似ているかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます