第28話 卒業試験
クズ教官を追い出してから二年が経ち十六歳になると卒業試験を受けるために魔獣山ボルグゲイルに戻るために荷物をまとめて終えると馬車に乗り魔獣山に向かう途中少し頭痛がして頭を押さえていると月が心配する。
「兄さん大丈夫?」
「少しだけ頭が痛かっただけだから少し横になる」
「分かったけど取り敢えず無理しないでね」
「分かった」
月に心配させないために落ち着かせながら横なると少しどこからか声がしてくる。
〔汝の運命は今一度の覚悟を試し我が魂の同化をするために準備せよ〕
誰が喋っているのか周りを見て観るが誰も喋っておらず気のせいかと思うとロバートにからかわれてしまう。
「俺も内容は知らないが取り敢えずリラックスしとけよ」
「分かった」
切ったと緊張のしすぎで幻聴が聞こえたかもしれないと思いながら外を見ると少し暗めになっているがしばらくたって数年ぶりの魔獣山ボルグゲイルに戻ったが別の場所に来た人たちは初めて見たような目で見る。
「ここが魔獣山ボルグゲイル初めて見たけど中々すごいな」
『本当に貫禄があるな』
『そうわね』
各々それぞれな反応をしているとアグニスさんがこっちに来る。
「難民や南組以外ココに来る初めてだが取り敢えず卒業試験を説明するからいったん集合」
称号と言われて俺達難民と南組以外の人達が集合し終えるとアグニスさんが卒業試験について説明する。
「卒業試験の内容はただ一つお前達が今から一ヶ月の間別々に中級都市にある地区の警備を行う事だけだ」
『「ハイ!?」』
あまりにも簡単そうな卒業試験の内容に思わず驚いてしまいもう一度確認する。
「たったそれだけですか!?」
「たったそれだけだがかなり難しいぞ」
アグニスさんがそう言うと黒板を取り出して説明する。
「そもそも俺達魔法使いの仕事はただ魔物を倒すだけじゃなく一般市民が生活に必要な物の回収と護衛や警備など様々な仕事があるから、そのために事務作業などになれるためにサボる事無く真面目に取り掛かる事で立派な魔法使いになるために必要な事だからな」
そう言うと俺達に水晶みたいな物を渡して全員に配り終えると説明する。
「これは
「へぇ」
太陽の光に当てると水色の結晶が光り出して幻想的に見えるがその場所に請うと思い使い方を聞くと魔力を込めれば転移できると言われて試しに魔力を込めると自分の体が光り出して気付けば月や
「ココってシルクロードじゃないかな?」
『シルクロードってなんだ?』
他の人が小町について聞くと近くにいた商人が教えてくれた。
「この地区は食料や生活必需品などの様々な物を売ったりする事が多くて魔法使いでも安心するように
確かに大量の店があって凄そうだがこれだと自分の売り上げを守るために剣かが起きそうだが如何やら商会が管理しているおかげで店を建てようとするときは分裂店を創るようにと言われているおかげで喧嘩ごとが起きていないと言われて安心すると教えてくれた商人は上級都市の王とに向かうと言って去り俺達は別々に町の警備を行う事が交代制にする。
少し周りを見ながら警備していると路地裏に何か音がして少し見て観るとそこには大の大人三人が子供を殴ったり蹴ったりしていてこれ以上やると死んでしまうため急いで止めに入る。
「お前等これ以上は止めろ! そのまま続けていたらこの子が死ぬぞ!」
「何言っていんだアンタ? そいつは客の財布をすり取る泥棒だぞ? 邪魔するんだったアンタも―」
大柄な男が俺に近づくが即座に相手の首に目掛けて手刀をすると気絶して倒れるが地面に付く前に支えて壁の近くに置いておくと奥にいた男たちが一斉に襲い掛かる。
「なめんじゃねぇぞ!」
「お前も痛い目にあい―」
俺を殴る前に素人のパンチを避けて手刀をして黙らせると子供が近づて感謝する。
「僕を助けてありがとうございます」
「それは如何致しましてだけどなんて財布を盗むんだ?」
俺はなぜ六角をする子か聞いてみると如何やら祖父が病気で寝込んでしまい薬代を手に入れるために盗みをしてそして今日客のふりをしている用心棒の財布を盗んでしまい今に至ると言う。
取り敢えず俺はその子を連れて薬屋に向かい少し経ってようやく着いて中に入って今いる爺さんにいい薬が無いか聞く。
「貴方は魔法使いなのかい? その子を連れてもしかして薬を買うのかい?」
「そうだがこの店にいい薬だ?」
「この子に言った症状に合う薬ならこれだな」
爺さんがそう言うと棚から一つの約瓶を差し出す。
その薬は液剤だが少し青くて何かが入ってこれは何かと聞くとこれは宝玉の薬瓶と言ってこの薬に入っているのは宝玉と呼ばれている回復道具でこの宝玉を破片にして内側に含まれている魔力を水に浸からして回復薬になるが宝玉自体が希少で中々に高く一つで金貨五枚ほどだが俺が魔法使いだから安くして銀貨五十枚ほどにして今もってある残高を確認すると少しぐらいあってそれを買い終えると子供が頭を下げる。
「僕を助けただけじゃなく薬を買ってくれてありがとう目つきの悪いお兄ちゃん!」
「最後一言余計だが一緒に盗んだ財布を返すぞ」
「うん」
その後は子供が盗んだ財布の持ち主に返しながら余っていく。
最初は怒っていたが訳を話すと赦してくれて何とか解決して子供と別れると交代する時間だとアグニスさんが事前に用意した宿泊所に戻ると月の髪がなぜか花が刺さっていた。
如何やら大樹の近くの見回っている時に子供達に髪を弄られて今の状態になる事を説明し終えると月が髪を見せそれは腰にも届く髪に三つ編みでの上に所々に花が刺さっていて綺麗だと言うと本人はかなり喜んでいた。
その証拠に月の視線がかなり刺さっていたが少し気になる事がある。
「けどそれだと風呂や寝るときどうするんだ?」
「アッ!」
如何やらそこまで考えておらずその花をどうするか考えていた所この宿泊所のオーナーが香水を創れるから行って申し訳ないが月の髪に刺さっている花を取り出してオーナーに渡した後は風呂に入って夕食を食べて就寝した。
それから数日たって明日でようやく卒業試験が終わり名残惜しいが最後にあの子供に合おうとした時に何かが叫ぶ声がして叫ぶ声に向かうとそこには
「そういえばお前の妹は如何した?」
「月は別の所にいるからきっと聞こえていないと―」
俺は月の居場所を言い終える瞬間に何かが光出す音がして後ろを振り向くと数年ぶりのアイツが現れた。
その姿全身死人のように白く体で人の頭をしては顎がいくつかもあり両腕は鎌で出来ている怪物が悠々と覗き込んでいる。その姿はまさしく数年前骨の怪物であり去年討伐対象に加わった新型魔物
「
詠唱し終えると術式基盤が光り出して右腕に炎が纏うともう一度詠唱する。
「
詠唱し終えると炎が固まり出して一本の槍になるとそのまま
「死ね! クソ野郎!」
投擲して奴の頭部に刺さると火柱が起き出す。
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