研究員 1 研究報告書No.00602
実験体D-1死亡。
A実験体クローン遺伝子を合成したためによるテロメア遺伝子の欠乏、ならび突然変異体のため、さらに環境の適合がしなかったと思われる。
死体は消去処分。A遺伝子の元は今後使用しない方向で検討。
D実験体を軸に研究を進める。
【大野教授 録画日記データ 4】
◉REC
D-1は大変”もったいない”ことをした
D遺伝子の戦闘能力、筋肉量はいままでで最高値だった
兵士として肉体面ではDアルマスが理想だ
それを引き継いだD-1・・・・・・
D-1とイヴ、もしくはアルバート、E-1『チュパカブラ』
この4体の合成、次世代で完成しそうだったのに
イヴ、アルバートは知能面では最高だ
チュパカブラは適応力、繁殖力、そしてエネルギー効率
まぁ・・・しかし、アルマスはまだ健在だ
そして遺伝子検証ではB体キメラが父親だった・・・・・・
ありえない!Bキメラはメスの個体だぞ!
・・・外見上だけでの判断じゃなく全実験体エコー検査すべきか
それにD-1の外見的特徴はEだったが・・・・・・
まぁ、EはBの突然変異、兄弟みたいなものだからな
だが、アルマスがキメラを受け入れるわけがない。わが子を殺したのが遺伝子的に、本能的にも違うのが物語っている
なぜだ・・・・・・
Bも繁殖方法に違いがあるかもしれないな・・・・・・
Bにも名前をつけよう。キメラだと全実験体がそもそも”遺伝子キメラ”だしな
そうだ「モスマン」にしよう
見た目も似ているしな
フフッ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます